忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.170 深み行く秋

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       日一日末枯れ行く野に玻璃や瑠璃

   霜月4日、朝夕は肌寒くなりましたが、太平洋側は秋晴れが続き、日を
   追って木々の葉が色づく候に。薮こきして歩くようだった上
水堤でも、
   日を追って草葉の色が失せ、撫で行く風の音が乾い
て来ました。桜橋
   たもとの一角で、フェンスに巻き付いたノブドウ
(野葡萄)の実がブルー
   やパープル色に。トルコ石やメキシコオパ
ールのように輝いて…。

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   7月半ばに見かけたノブドウの花は、径5㍉足らずの淡いクリーム色の
   
目立たない花で、もう実になりかけていましたが、密を求めて蜂や虻
   などが代わる代わる訪れていました。
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   ノブドウ実は径5~10ミリ、本来は白色だそうですが、虫が入り込んで
   「虫えい」と呼ばれる虫こぶにより、ピンクからブルーの濃淡、
パープル、
   濃紫色に変化。形もちょっと歪で、バロックなのがチャ
ーミングです。
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   上水堤では先ごろまで黄色の花を咲かせていたカラスノマゴ(の孫)
   
の茎や葉、実莢が色づいて、草紅葉も楽しめました。
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   エノコログサの穂も秋色に。薄茶色か茶褐色に色づき、やがて退色して
   エンディングをむかえますが、桜橋~喜平橋にかけての一
隅ではパープ   
   ル色にカラーリングして、とても素敵!
   
エノコログサ仲間には、ムラサキエノコログサという品種もあるそうで
   すが、本来の緑系も混じっており、それらが風にユラユラし
て幻想的でし
   た。
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   鎌倉橋のたもとにはアカマンマとも呼ばれるイヌタデが、昔ながらに。
   近年は見向きもされない雑草の類で、ままごと遊びに興じ
た時代も遠
   い遠い日になってしまいました。 先月の台風の傷跡が
まだまだ痛まし
   い上水堤ですが、季節は留まること知らず…。
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by love-letter-to | 2018-11-04 19:16 | 折々通信 | Comments(0)