忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.174 冬の花

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        また一軒無人家となり冬の花

   季節はずれの温かさが続いておりましたが、昨日から師走に。12月最初の
   
日曜日の今日は薄曇りで、日中の気温も11℃台と低めに。
   
昨日、ポカポカ陽気に誘われて、上水路の落ち葉道を鷹の橋から下ってみ
   
ました。上水沿いの住宅地も、庇や樋に落葉が積もったままの家や店舗が
   
目につきます。
   
無人家になって間もないらしいヒイラギの生垣に、白い小花がひっそり咲
   
いているのが目につきました。葉は虫食い状態で、淡いクリーム色の4弁の
   
花の径は5㍉に満たないけれど、10数個が群がり咲いて、微かな芳香を漂
   
わせていました。
   
ヒイラギはモクセイ科の常緑小高木で、葉に鋭い棘があり、外部からの侵入
   
を阻むため、かつて青梅街道や五日市街道筋にはヒイラギの生垣を回らし
   
ている旧家が連なっていました。そんな旧家も建て替えが進んで、ヒイラギ
   
の生垣も消えつつあります。

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   もう1軒の空き家の軒先には、ビワの花が咲いていました。長楕円形の茂っ
   
た葉の間から、花軸も花柄もラクダ色の柔毛に覆われた白い花も、甘い香
   
りを放っていました。目立たなく綺麗な花ではないけれど、冬の寒さに向か
   
う時節に咲く逞しい花の一つです。
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   目立つのはヤツデの花。枝先で八方に枝別れして、その先端に乳白色から
   
薄緑色の球状の花を、八方に広げて今真っ盛り!
   
ある研究者によるとヤツデの花には雌雄がなく、一つの花が雄花から成熟
   
して花粉と密を出して散り、それまで小さかった雌しべを伸ばし再び密も出
   
して雌花に変わるという不思議な習性を持っており、実になっても花と同じ
   
ような姿をしているのもヤツデの特徴だそうです。だから春になっても開花
   
期と同じ姿に見えるらしい。
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   マクロレンズで接写してみると、一つ一つの小花にクリーム色の蜜がトロ~リ
   
として、小虫を呼び寄せています。密蝋の集合体にも見えます。
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    先月半ば、中央公園対岸の堤で見かけたシロダモの花も満開で、金色に輝い
     
ていました。シロダモはクスノキ科の常緑樹で、葉腋に繊細で錦玉糖みたい
    な
透明感のある小花を群がり付けていました。うっとりするほど美しい冬の
    花。
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   玉川上水の水路管理、芥揚げ、水量調節などの仕事をしていた小川水衛所跡
   
に立ち寄ったら、敷地内にある公孫樹とイロハモミジが紅葉の真っ盛り!辺り
   は照明灯を点灯したようで、圧巻!
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   この公孫樹は玉川上水流域で最大の公孫樹だそうです。樹高10㍍以上、幹周
   
り2~3㍍以上あるようです。その姿を水路に映していました。
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by love-letter-to | 2018-12-02 22:28 | 折々通信 | Comments(0)