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忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.178 年の瀬の空

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         師走空過ぎし日よりもこれからを

  今年も残すところ今日明日限りになりました。今月27日に歩き納めに、桜

  橋から中央公園まで往復。同公園広場の公孫樹並木もすっかり葉を落とし

  て、屋内プールの灯が透けて見えました。

  時折り、甲高い鳥の声が裸木の空を駆け抜け、行き交う人も少なく、早足

  で、寒さが一層募りました。年末寒波で日本海側は関西から東北にかけて、

  豪雪に。それにしても、一年の経つのが早い早い!思い出すことが多々あ

  りますが、「傘寿近くなると、過ぎた日をあれこれ想うより、明日転ばぬよ

  うに」と、先輩シニアからサラッと伝えられました。

  そうかもしれません。上水ウォークでも木の張り根に躓き、転びそうになる

  ことが多くなりました。「転んだらアウトよ」とも。何だか夢のない年の瀬で

  すが…。

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  大坂北部地震や西日本豪雨、北海道胆振地方を震源とする震度7の大地
  
震他、災害の多い年でしたが、晩秋から初冬にかけて気温の高い日が続
  
いたせいか、上水木立には葉を落としきらない広葉樹もままありました。
  
津田町3丁目アパートの敷地内では、まだ紅葉を保っている楓もあり、例
  
年の年の瀬風景とは違って見えました。植物は環境に敏感ですね。
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        同アパート敷地内ではボケの花も開花して。
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  桜橋近くのある住宅は、ここ十数年、門扉も雨戸も閉まったままで、気に
  なる存在ですが、この日、通りかかったら赤いバラが冬陽に輝いていま
  
した。外壁に蔓草が絡みついたまま立ち枯れて無人家の侘しさを募らせ
  
ています。

  他人ごととは言え、空き家の目立つこの頃です。近くにはシャッターを下
  
ろした店舗も連なっており、これからのことを思う年の瀬散歩になって
  
しまいました。

  迎える新年は亥年。亥()年の「亥」という字は、門を閉ざす意味から、
  
草木の生命力を種子に封じ込めた状態。猪肉は万病を予防することか
  
ら、無病息災を象徴する字とされています。亥年にあやかり息災であり
  
ますように!

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by love-letter-to | 2018-12-30 22:04 | 折々通信 | Comments(0)