忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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2018年 02月 25日 ( 1 )

折々通信No.134 秋川渓谷雛めぐり

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        あきる野路古民家茶屋に送り雛

   早いもので二月最後の日曜日を迎えました。平昌五輪も氷上や雪上
   
での17日間に亘る熱い闘いを終えて、今日閉幕。日本は金メダル4個、
   銀5個、銅4個。過去最高のメダル数で多くの感動と元気勇気を!
   
会期中、風邪気味で外出を控えておりましたが、「秋川渓谷雛めぐり」
   
に。武蔵五日市駅から小中野付近まで約2㌔、檜原街道筋の店舗やウ
   
インドーに段飾りや吊るし雛が飾られていました。

   かつて街道筋の中心部で、呉服・和装小物屋を営んでいた古民家がリ

   ノベーションされ、街の活性化の拠点として再スタート。「体験茶や」と

   称する1階土間に、70年前とされる七段飾りが展示されていました。

   近くの老舗菓子処のものだそうで、とても品格のあるお顔でした。

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   2階建ての外観は築130年の古民家当時とほぼ同じですが、地場産の
   
杉や桧材を使って、漆喰壁も塗り直して耐震工事も施したとか。
   
抹茶やコーヒーで一服でき、昼食もできる「体験茶や」も、呉服屋さん
   
当時の間取りながらも、斬新で和室の良さをと落ち着きを。
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   江戸時代は炭問屋で、夏場にソーメン作りを始めた製麺業老舗「寿美
   
屋」の店内には、若夫人が嫁いで来るとき実家から贈られたという内
   
裏雛が飾られていました。送り雛と云うそうで、京都周辺には多いと
   
聞いていましたが、五日市にも送り雛の風習が近年まであったそうで
   
す。送り雛は夫婦円満、末長く幸せにと願って、内裏雛や御殿雛、翁媼
   
姿の高砂人形を贈ることが多かったそうです。
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   父親の時代から床屋をやっていると云うヘアサロン・ハヤシの駐車場
   
には、娘が結婚して家を離れて以来30年ぶりに飾ったという七段飾り、
   孫の初節句に贈った内裏雛に、知人から寄せられた吊るし雛などが

   わっていました。伊豆稲取「雛の館」に出品している方の作品だとか。
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   店主で画家の林利照さんが描いた歌麿風美人画、和紙造りのボンボリ、
   
畳表を加工した簾なども。「お雛さまを見るのは何十年ぶりかしら、気
   
持ちが癒される」と、夫の介護に追われている老婦人もいるそうです。
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   五日市郷土館の敷地内に移築復元されている「旧市倉家住宅」内には、
   
明治、大正、昭和30年代までの七段飾りや豪華な御殿造りの御殿雛、
   裏雛など4050組も展示されて壮観!。いずれも地元から寄贈さ
れた
   そうで、薪炭や木材供給地として栄えていた当時の暮らしの一端
が偲ば
   れて…。
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   五日市郷土館内には、江戸時代のお雛様を代表する享保雛の中でも、
    
享保バブル期に作られた大型の享保雛が一組。座高45㌢もあり、装
   
束も色は渋いけれど豪華でしたが、女雛がちょっと顔を背けているの
   
が気になって…。

   秋川渓谷はまだ春寒しの姿でしたが、風邪気味を忘れさせてくれた雛
   
めぐりでした。秋川渓谷雛めぐりは3月11日まで。

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by love-letter-to | 2018-02-25 22:17 | 折々通信 | Comments(0)