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忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.198 ウツギとエゴの花灯かり

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        エゴ咲くや静心なく揺らす風

  五月も半ばを過ぎて第三日曜日に。連休明け前後から上水堤にマルバウツ
  
(丸葉空木)が開花し始め、コゴメウツギ(小米空木)やガクウツギ(額空木)
  
も咲いて、堀際の暗がりが賑わってきました。いずれもユキノシタ科の落葉
  
低木で、卯の花とも呼ばれるウツギ(空木=アジサイ科)とは、別種ですが、
  
初夏に白い小さな花を咲かせて、目を楽しませてくれます。
  
そして頭上にはエゴノキの花が豆ランプのような白い花を一斉に開花。よく
  
もこんなに沢山の花を…と驚いてしまうくらい、夥しい数の花をつけている
  
せいか、絶え間なくゆらゆら。揺れている姿もまた素敵ですが、カメラ泣かせ
  
です。

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  オートで撮ってみたら、数えきれないほどのミニランプのようなエゴノキの花
  
が!武蔵野の雑木林に多い樹種の一つで、とくに小平市域の堤にはエゴノキ
  
が多いそうです。
  
5弁の花びらに見えますが、白い花冠は5つに深く炸裂した1個の花で、花冠は
  
直径2~3センチ。開花後3~4日で10本余りの黄色い雄蕊ごと落花。大粒の雨
  
が降るように音立てて落下してきます。

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  境界柵の脚柱や古い切株の上にもエゴノキの落花が見られ、その姿も初夏の風
   物詩かも。落花後、マッチの頭くらいの翡翠色の実が次第に膨らんで来るのを見
  
るのも楽しみですが、昨年の夏は記録的な猛暑が続いたせいか、翡翠色の実が
 
赤茶けて落下してしまい、秋口には淋しい限りでした。その実を食用にしている
  鳥にとっても苛酷な昨秋でした。

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  近年は「卯の花匂う垣根に…」と童謡にも歌われているウツギよりも、マルバウ
  
ツギの若木が殖えてきました。枝先に散房状につけている花の直径は1520
  
ぐらい。5枚の花弁を星型に開き、橙色の花芯部が特徴。ウツギが俯いて咲くのに
  
対して、マルバウツギは上向きに開花。卵円形の葉がウツギ本種より大きく丸いこ
  
とから、丸葉空木と。

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  堀際で垂れるように咲いているので、歩行者の目に止まりにくいのが残念です
  が、
初夏の上水堤を華やげています。津田塾大東側の新堀用水沿いが見どころ。

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  気を付けて歩くと、真っ赤に熟したウグイスカグラ(鶯神楽)の可愛い実、目立た
  ない
色だけど、ツリバナ(吊り花)も例年になく沢山咲いて…。初夏の上水堤は魅
  力的です。
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# by love-letter-to | 2019-05-19 23:57 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.197 バラ香る候

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        微風にもレトロピンクの薔薇香る
 五月第二日曜日の今日は「母の日」。緑は日増しに色濃く、街中でも家々の庭や
 垣根にバラが咲き誇って、聖五月!
 
家に閉じこもっているのは勿体なくて、先週は恋ヶ窪駅近くにあるバラの園My
  
GardenOpenCafeへ。個人宅ですが、バラの開花時期だけ、丹精したバラの咲
 
き競うお庭を公開。開園日はサンデッキやガーデンチェアでコーヒー紅茶などに
 
シフォンケーキも楽しめます。
 
恐らく4050種200本以上あるバラたちの中で、この日、一番ときめいたのは
 
アプリコットカラー系のバラで、サンセットカラーとも呼ばれ、最近の人気品種だ
 
そうです。ロココ調の雰囲気が!
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 玄関先から隣家とのフェンスにからませたバラ。ホワイトレースやベルビアーナな
 
どの草花とのコラボでチャーミング!センスとお手入れの良さが伝わって…。

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 気品と香りで花のクイーンのバラですが、その美しさを最高の状態で見せるため、
 
開花ピークを過ぎた花を摘み取る手間を大事にしているそうです。

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 ガーデンテーブルのグッズやコーヒーカップなどもファンタジックで、心を遊ばせ
 
てくれるようでした。私の元に運ばれてきたコーヒーカップはバラのデザイン!
 
「このカップで」と、リクェストされる方も多いとか。コーヒー、紅茶など飲み物は
 
300450円、シフォンケーキ400円。

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 トレリスに這わせたり、アーチ仕立て、レンガ造りのプランターに寄せ植えしたり、
 
バラの仕立ても立体的で、スペースを上手に演出。そんな舞台で友人や、しばら
 
くご無沙汰していた方とも出会い、素敵な時間を過ごしてきました。

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  6月7日()まで、日曜と雨の日を除いて毎日1017時、開場しています。
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 玉川上水堤では清楚な野バラが咲き始めました。園芸種のバラから見れば、ち
 
っぽけで目立ちませんが、「姫野ばら園八ヶ岳牧場」のHPによると、「ばらは、バ
 
ラ科バラ属に属す被子植物の1つ。北半球にのみに自生し、その数は 150 200
 
といわれています。これら自生していたバラ達を「原種(Species)」と呼んでいます。
 
この原種からバラの歴史は始まっていきます」とのこと。
 
日本の原種では「野ばら/ノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)」が最も有名で、バラ
 
の世界に房咲き性という性質を与え、またバラ生産において台木としての役割も
 
持っているそうです。ゲーテの詩「童は見たり、野中のバラ…」にメロディをつけて
 
歌い継がれているのは、野ばらですよね。

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# by love-letter-to | 2019-05-12 21:05 | 折々通信 | Comments(2)

折々通信No.196 芥子畑で

 

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         芥子畑風の音頭で百面相

  風薫る五月!最初の日曜日に。新天皇即位の儀も終え、10連休も今日明日になり
  
ました。昨日は午後3時過ぎに天候が崩れ、近隣でも雹が降った地域がありました
  
が、連休後半は行楽日和に。
  
連休の一日、都立薬用植物園へ。通常は立ち入り禁止になっている「芥子栽培区」
  
の外側の柵が開放され、ポピー=ヒナゲシ(雛罌粟)や花菱草(カリフォルニヤポピ
  
ーが見頃でした。ことに真紅の花弁に黒い斑紋の入ったモンツキヒナゲシは、風に
  
揺られて様々な表情を見せ、百面相みたいでした。

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  真っ赤なポピー畑の隅で、スケッチをしている男性がいました。極薄の和紙のよう
  
なポピーの花びらは、絶え間なく風にユラユラ。表情を変えるポピーを描くのは難
  
しい上に、次々に訪れる見学者とカメラを構える人たちにめげず、頑張っておられ
  
ました。

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 麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、「あへん法」で栽培が禁止されて
 
いるケシを研究用に栽培している柵内では、昨年より花数は少な目でしたが、トル
 
コ種が薄紫色の大輪を。花びらが散った後に膨らむ蒴果・芥子坊主は、河童の頭に
 
似ているようでユーモラス!河童は想像上の動物ですが…。

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  同じ栽培禁止種のアツミゲシは、トルコ種より一回り小型で、一見ポピーとそっくり
  
ですが、蒴果にはモルヒネ成分が含まれているそうです。モルヒネは手術の麻酔
  や
がん末期患者の痛み止めとして欠かせない存在です。薬と毒は使い方次第。

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  芥子畑から西の方を見上げると、雪を被ったような大木が目に入りました。ナン
  ジャ
モンジャの木とも呼ばれるヒトツバタゴでした。
  
ネット図鑑によると、モクセイ科の落葉高木で、同じモクセイ科のトネリコ(別名タ
  ゴ)
に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、本種は小葉を持たない単葉である
  こと
から「一つ葉タゴ」の和名に。古来、見慣れない樹や樹種が分かりにくい木を、
  ナンジ
ャモンジャの木と称して、イヌザクラや菩提樹なども、そう呼ぶ地方がある
  そうです。

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  開花真っ盛りのヒトツバタゴの花は、新枝の枝先に円錐形に集散花序をつけ、花冠
  は
深く4裂、細長い花弁を風に絶え間なくヒラヒラさせていました。昔人が見たら、
  まさ
にナンジャモンジャ?!の存在だったのではないでしょうか。

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# by love-letter-to | 2019-05-05 22:18 | 折々通信 | Comments(1)

折々通信No.195 金蘭訪ねて

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        金蘭や思ひは千々に令和へと

 10連休に入り、平成の世も残り三日、四月最後の日曜日に。昨日は寒戻りしたよう
 
な一日でしたが、今日は青空が広がり気温も平年並みに。今春は定まらない陽気
 
のせいか、紫木蓮がハナミズキと同時期に咲いて季節感も狂いがちに。
 
遅れるのではないか…と危ぶんでいたキンラン(金蘭)の開花は例年並みのよう。
 
数日前、キンランの群生が見られる上水新町地域センターを訪ねたら、まばらな樹
 
林の下で金の鈴をつけたような姿のキンランが見頃を迎えていました。開花株数も
 
例年並みのようです。

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 「今年は無惨ですね」。上唇弁の赤い斑紋を覗かせたキンランにカメラを向けていた
 
ら、一眼レフを手にした還暦世代の男性から声を掛けられました。
 
上水沿いを自転車で走ったところ、水路敷きにはキンランが激減しているとのこと。
 
「やはり、昨秋の台風で倒れたり、バッサリ折れた枝が放置されているせいでしょう
 
か?」と問いかけると、その男性は「復活するかどうか…。半年以上も放置されたま
 
まですからね」と、言い残して走り去って行きました。
 
上水堤の自生野草の中でも美しさと気品を兼ね備えたキンランは、茎や葉で光合成
 
して根に養分を蓄え増殖するとのこと。土壌の菌やその他条件が適してないと育た
 
ないとのことで、キンランの復活には年月がかかりそうです。

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 生育環境に恵まれた上水新町地域センター敷地内で、今春も楽しませてくれたキン
 
ラン。ラン科の多年草。茎先に総状花序を出し、3輪から10輪くらいの花をつけます。
 
花径は2センチくらいで、花は平らには開かず上向きに半開、下から上へと咲き上り
 
ます。4月25日撮影。

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 同地域センターから上水に沿って下って行くと、例年なら数多くのキンランが見られ
 
る創価学園・栄光橋付近でも倒木が境界柵を破壊して、横倒しになったまま。その付
 
近にかろうじて開花しているキンランも見られましたが、孤高で気の毒な姿でした。
 上
水堤でもお奨めのキンラン観察スポット・津田塾大南側の堤も、頑丈そうな境界柵
 
がズタズタで、オレンジ色のシートが張られ、キンランの姿は下草の間に見え隠れ。
 ても観察したり、撮影できる状態では…。

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 晩春から初夏にかけて、上水堤に武蔵野情緒を添えてくれるユリ科のチゴユリ(稚児
 
百合)とホウチャクソウ(宝鐸草)も、今春は少なく淋しい限りでした。倒木や下草刈り
 
されてない原野状態の堤で、やっとカメラに収めたホウチャクソウとチゴユリ()

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# by love-letter-to | 2019-04-28 19:32 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.194 野にも光と花が

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        笹藪に負けず健やか筆竜胆

  四月も第三日曜日の今日は、統一地方選投票日。投票場への道々にハナミズキや
  
レンギョウ、ハナズオウ、梨の花も開花して陽気もやっと安定してきたようです。
  
玉川上水堤でも桜橋上流、市立四中付近の南側辺りの堤で点に近い存在の薄紫
  色の
フデリンドウに出会いました。周辺には昨秋の大型台風で倒れた木や枯れ枝
  が野積
みなったままですが、フデリンドウは生き伸びてくれました。
  
リンドウ科の多年草で晴れると花冠を広げ、曇ると花を閉じる。その閉じた姿筆先
  に
似ていることから筆竜胆と。

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  昨春と比べると数は激減、一株の花数も少な目ですが、災害にめけず命を灯を
  保っ
ていました。辺りには同じ薄紫色のスミレやツルニチソウも多くて、フデリンド
  ウの存
在は見分けにくいのですが、20株ぐらい目にしました。中に白っぽいフデリ
  ンドウが
一株ありました。光量の加減で白く見えたのかしら?いずれにしても筆竜
  胆にエール
を!

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  上はフデリンドウの生息地付近に野積みになっている倒木です。自生野草の生育
  の
障害になっており、キンランの開花も心配されます。

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  嬉しい出会いもありました。一位橋右岸橋詰めでウラシマソウが4株も仏炎苞を立
  ち
上げ、肉穂花序の先が細長く伸びている姿は不気味でもありますが、その鞭状
  の突起
から浦島太郎が釣り糸を垂れている姿を連想させ、浦島草と名付けられた
  そうです。

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  サトイモ科テンナンショウ属のウラシマソウは、津田塾キャンパス南側の堤にも例
  年、3~
4株立ち上がるエリアがありますが、今春は倒木の野積みで生息地は絶望
  状態だけに、
一位橋の浦島草との出会いに感激しました。一位橋上流右岸堤にも
  一株あり、サトイモ科
仲間が増える傾向は異常気象の予兆とも云われているそう
  です。痛ましい交通事故も相次いでおります。

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  津田町3丁目アパートの一隅にある山椒も目立たないけど、黄色の花を開花。花弁
  がなく
黄色い雄蕊が5本認めらます。雌雄異株で、雌花の方は実を結んで、若い果
  実が実山椒と
して香辛料に使われますが、この山椒は実をつけないので、雄株ら
  しい。でも、新芽の葉は“木の芽”
の香りをたっぷりと。

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  上は投票場から帰りに見上げた紅白のハナミズキです。ピンクと白の花びらに見
  えるのは
苞で、中心部の濃緑色が球状の花の集合体だそうです。
  
「空を押し上げて 手を伸ばす君…」と歌う一青窈(あおとよう)さん自身が作詞し
  た歌詞の
ように、空に向かって…。

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# by love-letter-to | 2019-04-21 21:56 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.193 飛花落花の道すがら

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       老木の根元もピンクに飛花落花

  四月も第二日曜日に。先週半ばには真冬並みの気温になり、青梅市や八王子市
  
では、満開の桜にも雪が降り積り、凍える寒さでした。桜の季節は気候が不安定
  
で、私も風邪が一進一退状態ですが、昨日今日の日中はポカポカ陽気でしたの
  
で、最後のお花見散歩を。
  
もう小平市内の桜は殆ど葉桜になり、花吹雪がひらはら、ほらと肩に降りかかっ
  
て、道々はピンクに。喜平橋~貫井橋にかけての山桜の老木の根元もあどけない
  
ピンク色に。桜の花びらは本当に可愛いです。

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     タンポポの回りも落花のカーペットを敷き詰めたようです。

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  二輪草の花はまだ姿を見せていませんが、その葉の上は桜の花びらのクッション
  
に。それにしても二輪草は開花してくれるのかしら?気が揉めます。

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  小桜橋~茜屋橋の中間辺りで、笹薮の一隅に一輪草の群生が健在でした。喜平橋
  
から下流南岸の上水堤は、人の背丈ほどにも伸びて、草刈りもされない状態です  
  が
、一輪草の群生の一角は笹が刈り取られているようでした。
  
「元気で良かった!」二輪草の花の花より一回り大きな白い5弁の花が目に入った
  
時、思わず声を上げてしまいました。二輪草と同じくキンポウゲ科の多年草で、白
  
い花弁に見えるのは萼片で、その縁が淡いピンク色をしています。

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  上水堤で一輪草の群生がは、この一角ともう少し下流にも群生があったはずです
  
が、下流の群生辺りは笹薮状態のままでした。上水堤の自生野草、ことに好日性の
  
野草は下草刈りをしないと絶えてしまうでしょう。この辺りに見られるフデリンドウ
  
も今春は見る影もありませんでした。健在だった一角には5060輪くらいの一輪
  
草が見頃でした。

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  一輪草の群生の片隅にキンポウゲも一株、黄色い光沢のある花をつけていまし
  た。
ウマノアシガタとも呼ばれ、5~6年前までは、4月中旬から5月にかけて、こ
  の辺り
には花径2~3㌢の黄色の花が風にユラユラ。武蔵野の面影を偲ばせてく
  れたもの
ですが…。

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# by love-letter-to | 2019-04-14 21:02 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.192 山腹の花枝垂れ

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         花枝垂れ平成の世を惜しむかに

 東京の桜が満開を伝えられて10日余りになりますが、4月最初の日曜日の今日
 
もまだ見頃を保って、平成最後の桜の季節は永らえています。
 
もう見頃を過ぎてしまったかと思いつつ、数日前に高尾・西浅川の高台にある古
 
刹「金南寺(こんなんじ)」を訪ねてみました。南北朝時代1364年に創建されたと
 
伝えられる真言宗智山派の古刹です。

 境内にある江戸彼岸の枝垂れ桜が見事だと耳にして、一度訪ねてみたいと思い
 
つつ10年近く、その機会を逃していました。
 
樹齢推定100年以上だそうで、この種の枝垂れ桜としては壮年期。一本桜で容
 
姿がいいと伝え聞いておりました。

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 JR高尾駅北口から徒歩15分くらい。浅川と小仏川の合流点に架かる両界橋から、
 
浅川沿いに上ること数分で、その枝垂れ桜が望めました。金南寺は多摩四国69
 
番目の札所にもなっています。
 
背後の里山を背にして、昭和40年代に再建された本堂の前で満開状態でした。
 
あまり知られてないようで、花見客もカメラマンの姿もなく心行くまで、お花見
 
ができました。

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 金南寺境内から高尾駅周辺が一望に。JR中央線の始発駅で、駅南口は高層マン
 
ションが続々。手前は北口の空き地と廃屋で、南口のマンション群とのコントラスト
 が
刺激的でした。

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 昨日、玉川上水桜橋上流の「自生野草観察ゾーン」に立ち寄ってみたら、ニリン
 
ソウの群生地が激減して、このままでは消滅してしまうのではないか…と危ぶ
 
まれます。
 
5~6年前ぐらいまでは、開花期になると白い絨毯を敷き詰めたように、可憐な
 
ニリンソウが咲き誇っていたのに…。どうにか数輪のニリンソウを撮ることがで
 
きました。

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 輪生した3枚の葉の真ん中から花茎が二本伸び、先端にそれぞれ白い5~6弁の
 
花をつけるので二輪草と。白い花弁に見えるのは萼で、キンポウゲ科の多年草。
 
二輪でカップルをなしてはいますが、同時に開花することは稀で3~5日ぐらい
 
前後して咲くので、その奥ゆかしさから『夢をかさねるふたりは二輪草』と、歌謡
 
曲がヒットしたのかも。近隣には珍しい二輪草の群生地だったのに、残念です。

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 桜は長持ちしているとは言え、中央公園じゃぶじゃぶ池は散り初めた花びらで
 
埋まり、子ども達が花筏と遊んでいました。渦巻いたり、淀んだり、花びらもしば
 
しの時を楽しんでいるようでした。

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# by love-letter-to | 2019-04-07 21:43 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.191 山陰から姫路、倉敷の旅

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        白鷺城二三分咲きの見頃かな

   3月最終日の今日、東京ではお花見日和に。花冷えが続きましたので、満

   開状態がまだまだ楽しめそうです。先週末に引いた風邪が抜けきらない

   まま、山陰~関西2泊3日のツアーに参加してきました。出雲大社、足立美

   術館、鳥取砂丘、姫路城、倉敷美観地区巡りの旅で、道中は風邪の症状は

   悪化しなかったものの、桜はまだチラホラ状態でした。

   最終日の午後を過ごした姫路城で、ガイドさんは「これで桜が満開だった

   ら、天守閣に上るのに2~3時間待ちだったかも」とのこと。二三部咲きの

   頃が花見どきだったようです。

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    天守閣の屋根の張り替え、白壁の塗り替え工事を終えて4年。初めて目に
    した姫路城はまことに美しく、白鷺城の名に相応しいけれど、“白過ぎ城”
    とも呼ばれているとか。
    険しい石垣や堀、厳めしい門や扉、狭間と呼ばれる鉄砲や槍で構え打つ
    穴など要塞としての堅固な備えにも目を奪われました。元弘3年(1333)
    築城以来約650年になるそうです。

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   上は「庭園もまた一幅の絵画である」と、実業家・足立全康が創立した足立美術
   館
の日本庭園。この日は背後の山が霞んでいましたが、借景も計算に入れた
   造園の見事さに立ち去り難い思いでした。
   秋から晩秋にかけての方がより際立つのではないか…と。毎朝、草一本一本
   を手で抜いているとか。

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   横山大観、下村観山、竹内栖鳳など近代日本画の大家の膨大な作品はチラッと
   見学するだけに終わりましたが、一度は見る価値のある美術館でしょう。

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    鳥取砂丘も期待していたのですが、咳とクシャミが悪化して展望台から
    夕景を見るだけに終わりました。ロープウェーで砂丘の麓まで行き、その
    てっぺんまで歩いて登った90代の人も。

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   歴史的な街並みを保存した倉敷美観地区を訪ねたのは10年ぶり。2018年6~7
   月にかけて倉敷も西日本豪雨災害に見舞われたそうですが、以前の景観を取り
   戻し、相変わらず観光のメッカとして外国人ツアー客も目立ちました。
   新郎新婦を乗せた倉敷川の船巡りに、今回も出会いました。
    

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    新緑の枝垂れ柳も美男美女を載せた手漕ぎ舟を見送ってい 
   るようでした。
       ヴァンボヤージュ!

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   今日3月31日深夜で、ホームページ「モグラ通信」の掲載が
   http://moguratushin.sakura.ne.jp/に移行されます。ブログ「忘れ得ぬ人々&

   道草ノオト=https://ankodaira.exblog.jp/」も、引き続き掲載の予定です。

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# by love-letter-to | 2019-03-31 17:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.190 風邪でダウン

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        崖線にあちこち向いて花片栗

三月も第4日曜日に。近隣の桜も刻々開花、五月並みの陽気になった一昨

日、国分寺へ買い物に出かけた足で、殿ヶ谷戸庭園に立ち寄ってみました。

期待通りカタクリの花が見頃を迎えていました。国分寺崖線の裾野に100

株くらい、淡いピンクの花びらを反り返らせていました。花径は4~5㌢、内

側と外側に花弁が3枚ずつ、開花すると外側にそっくり返らせて…。

あっち向きこっち向き、なかなか思い通りに撮れませんが、あるがままにと。

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国分寺駅前の高層ビル群から徒歩2~3分の同庭園で、カタクリの花が見

られるのは、幸せです。昨春より開花株は多いみたいでした。

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湧水地の岩場で三毛猫が日向ぼっこをしていました。飼い猫ではないよ

うですが、なかなかの美猫で、尾っぽの辺りにタチツボスミレがひと塊。

もう少しスミレに近寄ってくれれば…楽しいショットが撮れたのに…。

猫も恋の季節、菊咲き一華の白花、一輪草も開花中。

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数日前に訪ねた小川町1丁目の森田オープンガーデンでは、チューリップ

の原種だという素朴なミニチューリップが開花。まだ花茎が4~5㌢ぐら

いで、地面にポッコリ花を。

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チューリップの原種は小アジアから中東、地中海沿岸にかけての地域に約
150種類が分布しているそうです。チューリップといえば、オランダが有名

ですが、渋谷区内にあるイスラムモスクを訪ねた時、ガイドの男性がトルコ

の国花だと話しておりました。

桜の開花が刻々進みつつありますが、気温のアップダウンが激しくて、昨日
から風
邪でダウンしていましました。買い置きの風邪薬で何とかしのいでお
ります
が、風邪には休養が一番とのことで、今回はこの辺で…。

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# by love-letter-to | 2019-03-24 19:08 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.189 花咲月に

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         花一華小さな群落見え隠れ

  三月も半ばを過ぎて第三日曜日に。春に三日晴れなしと云われますが、
  先週来、東京は春らしい陽気が続いてコブシ(辛夷)やハクモクレン(
  
木蓮)が一気に開花。ダウンコートを脱いで歩けるようになりました。
  
そろそろかな…と、茜屋橋上流付近の上水堤へ。水路際のきわどい位
  
置に薄紫の花びらが目に止まりました。キクザキイチゲ(菊咲き一華)
  
陽射しに向かってにっこり!まだ健在でした。辺りの茂みに見え隠れし
  
て、歩行者には気づかれないようです。

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  キクザキイチゲはキンポウゲ科の多年草。菊のように切れ込みの深い葉
  
をつけ、一茎に頭花を一つずつ付けることから、その名前に。草丈は10
  
15㌢ぐらいなので、目につきにくいのが幸いかも。白花もあり、1013枚の
  
花びらに見えるのは萼片とのこと。茜屋橋上流の生息地付近には、薄紫色
  よりも白の方が多めです。
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  白花の菊咲き一華は小群生もみられますが、法面の崖っぷちに棲息して
  
いるので、崩落が進めば消えてしまいそうです。移植するなど存続の手
  
助けがないもでしょうか?近くにカタクリも生息しているのですが、まだ
  
葉を覗かせているだけでした。その数も減少しています。

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  枯葉の間からシュンラン(春蘭)も立ち上がってきました。昨秋の大型台風
  で、折れたり倒れた木がまだ堤に放置されたままになっているので、今春
  
の春蘭は少ないみたいです。フデリンドウやキンランもかなり打撃を受けて
  
いるようで、ちょっと淋しい春です。

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  中央公園付近の新堀用水沿いでは、カンスゲ(寒菅)が纏のような花穂を
  
全開させていました。冬でも青々とした艶のある葉を茂らせているので、
  
寒菅。山地の樹下に生えるカヤツリグサ科の多年草で春先に花茎を伸ば
  し、
春が来たよ!とばかり、花穂を掲げます。

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  先端のヒラヒラした薄黄緑の穂が雄小穂で、その下部の褐色あるいは黄褐
  
色部分が雌小穂だそうです。雌小穂は3㌢弱で細く目立ちませんが、雄小
  穂
が振りまく花粉をしっかりキャッチする仕組み。上手く出来ているなァと 
  感心
してしまいます。

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上は学園東町の児童公園で、開花直後の白木蓮。
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# by love-letter-to | 2019-03-17 19:59 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.188 春黄金花

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         先々を明るく照らせ春黄金花
  寒戻りしつつも迎えた三月第二日曜日の今日は、東京大空襲から74年目。
  明日は未曽有の大震災と津波に加え、東電の原発事故発
生から8年目を
  迎えます。

  先日、上水路を歩きましたが、今春は花の開花が遅れており、シュンランも
  まだ2~3カ所で見かけるぐらい。都の薬用植物園に足を
向けてみたら、山
  茱萸(サンシュユ)が辺りを黄金色に染めていま
した。中国・朝鮮半島原産の
  落葉小高木で、黄色の小さな4弁の花
が球状に集まって咲き、木全体が黄色
  に煙って見えることから別
名は春黄金花。

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  東日本大震災の被災地では、三陸沿岸の防潮堤や土地の嵩上げ、道路や
  鉄道、公共施設などインフラの復興は進んでいるものの、
まだ避難生活を
  余儀なくされている人が5万人前後もいて、日々
の暮らしの復興はまだま
  だのよう。黄金色に輝く花を咲かせてい
る山茱萸に、先々を願わずにいら
  れませんでした。
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  園内のロックガーデンでは、節分草もやっと開花。可憐な花を。北日本を除い
  て暖冬傾向と伝えられていますが、近隣の草木の花
の開花は立ち遅れてい
  るようです。

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  節分草はキンポウゲ科の多年草で石灰質に富む丘陵地に多く自生。羽状に
  深く切れ込んだ葉の中心部から立ち上がった茎先に付
けた白い花の径は2
  ~2.5㌢。白い花弁に見えるのは萼片で、花の
中心部にある黄色の粒々が、
  花弁の退化したものだそうです。日
当たりのいい南面に小群生が見られま
  した。

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  節分草の群生の傍らには、黄花節分草も2輪開花していました。節分草の仲
  間で、黄色の光沢のある花を上向きに付けていました。
花径は節分草草より
  大き目で、ヨーロッパ原産の小球根植物だそ
うです。

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  その近くに1輪だけ咲いていたのはスハマソウかしら。説明板がなかった
  ので、真偽は分かりませんが、数年前にはもう少し多くの花
を咲かせてい
  ました。洲浜草と書いてスハマソウ。キンポウゲ科の
多年草で海岸べりに
  分布。
  
太平洋岸では白い花を、日本海側では薄紫色の花をつけるそうです。春先
  に咲くので雪割草の別名も。

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  ロックガーデンと雑木林の林縁部には、キンポウゲ科のセリバオウレン(芹葉
  黄連)も開花真っ盛り。黄褐色の根茎が伸びて連なること
から黄蓮と呼ばれ、
  根茎は生薬として用いられ、抗菌作用や抗炎症
作用などがあるとのこと。
  
芹の葉のように切れ込みの多い葉の茂みから立ち上がった茎先に、花径2㌢
  余りの花は、白い花弁と萼と蕊の造形が繊細で美しく、早
春に出会う楽しみの
  一種です。茎に褐色系と濃緑色系があるのですが、この日は褐色系しか見ら
  れませんでした。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  8年という月日を経ても、あの日のことはまだ鮮明に記憶しています。小平に
  居て直接被害を受けたわけではありませんが、震度5の
揺れが生じた一瞬、パ
  ソコンのモニターに向かっていた自分自身が
エコノミー症候群に襲われたの
  ではないか…と。数秒後に地震だ
と気を取り直したものの、椅子から立ち上が
  ることもできないまま
心身が硬直。その後TVの画面から信じられない光景が映
  し出され
ました。以来、数週間はウツ状態で心の晴れない日々でした。

  一日に3時間の計画停電もあり、ウツウツながら上水路を訪ねたら、シュンラン
  の花が先々で立ち上がっており、心を癒してくれました。
「春蘭や心の晴れない
  日が続く」と折々通信に記した記憶が…。

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# by love-letter-to | 2019-03-10 20:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.187 花咲月に

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         早咲きの桜一本すくすくと

   弥生三月を迎え、第一日曜の今日は雛節句。生憎の雨で気温も5~7℃台。
   東京マラソン3万8000人のランナーたちは冷たい雨の
中を都心部42.195㌔
   力走。棄権したり、目指した記録が出なかったランナーも。

   まだ寒戻りする日もあって油断できませんが、温かい陽射しに恵まれた昨日、
   上水路へ。今冬は北日本を除いて暖冬傾向とされて
いますが、上水路の草木  
   の花の開花は遅れているようです。「空
振りかな?」と思いつつ、中央公園付  
   近に差し掛かったら、南岸堤
にひと際鮮やかなピンク色が目の前に。

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   河津桜でしょうか?5~6年前には腰丈くらいの細い若木だったのが、見上げ 
   るほど伸びて枝も四方に広げ、濃いめのピンク色の花を
枝一杯に咲かせてい
   ました。ソメイヨシノより一回り大きな花で、ま
だ裸木の多い上水堤では、目立
   ちます。
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   「桜かしら?」「アッ桜だ!」と、通りがかりの人たちも見上げたり、立ち止
   まってスマホで撮影したり。早咲きのピンクの桜は存在感を。誰
が植樹した
   のか、「小平市玉川上水を守る会」代表の庄司徳治さん
にも分からないそ
   うですが、早春の彩になっています。

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   上水の路肩には昨秋の風禍で折れたり、根こそぎ倒れたまま放置されてい
   る場所も多く、下萌を妨げているので、シュンランやフデリンド
ウ、キンランの
   生育が気にかかる候。
   
落ち葉を掻き分けてみたらシュンランが、花芽を覗かせていました。中央公園
   付近から下流の商大橋にかけて、シュンラン、キンランが多く
生息しています
   が、倒木などの被害はかなり大きいです。以前に復帰
できるかどうか…。

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   中央公園対岸にある旧家・粕谷邸の畑地では、蕗の薹がもう包葉を解いて
   いました。フキはキク科の多年草の花の蕾で、
包葉をはぐと筒状花の集合体
   の小花の集まりが詰まっています。地面にホツホツと現れる蕗
の薹は、早春
   のつぶやきのよう。

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   春の訪れを告げるスノーフレークとヒヤシンスも見つけました。スノーフレー
   ク(雪のかけら)は、オーストリアやハンガリーなど中欧南部原産。日
本には観 
   賞用として昭和11年に導入されたヒガンバナ科の球根植物で、
別名は鈴蘭水
   仙。近縁種のスノードロップは茎頭に花を一つしかつけな
いのに対して、フレー
   クの方は2~8個つけるそうです。
   
ヒヤシンスはユリ科の球根植物で、ギリシア神話に出てくる美少年ヒアキント
   スに由来するという。太陽神アポロンに愛されたヒュアキントス少年の
頭に円
   盤が当たって死んだ後、血に染まった草の中から咲いたのがヒヤ
シンスだっ
   たという伝説が。

   終日5~7℃の寒い一日で、あちこちで展示されたお雛様にとっても涙雨で
   したが、旧暦の三月末(新暦の5月4日)頃まで展示している所もあ
るそうで
   す。

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# by love-letter-to | 2019-03-03 17:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.186 梅日和

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         枝垂れ梅老若競ひ満開に

  寒暖差が激しくアップダウンしなながらも、二月も最後の日曜日に。先週、
  
22日はJAXAの衛星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウに着陸!
  
3億4000万キロも離れた極小の惑星に。リュウグウは1辺が900㍍ほどの
  
台形をしているそうですが、46億年前に誕生した太陽系の当時の状態を
  
保っているされ、生命の起源に迫るのがミッションとか。凄い快挙ですね!

  昨日は北寄りの風が激しく吹き荒れ、“武蔵野名物”とも呼ばれた黄塵で、
  
空が灰色に濁りましたが、今朝からは青空が広がり気温も三月並みに。
  
小金井公園の梅林を訪ねてみると、約24100本の紅白梅も見頃を迎
  え、探梅姿で賑わっていました。梅の下で出会った
子供たちは、もうス
  プリングカラーのセーター姿でした。

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  上は枝先が地面に届くほど枝垂れていた「竜眠枝垂れ」の下で、睦まじ
  く憩う母娘。二人ともせーたルックで、その若さが眩しく、幸多かれと…。

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  上左は濃い紅色の「紅千鳥」、右は白い花を沢山つけていた「芳竜閣」
  
下左は淡いピンクが初々しい「舞扇」。右はひときわ清楚で人気の高
  「月影」。同梅林では白とピンクが程よく配置され、蠟梅もまだ開
花中
  でした。
  
よく“梅香る”と表現されますが、梅は咲き始めや早朝に香りを放ち、
  昼間、気温が上がるにつれ香りは薄らぐとか。でも、風の向きで上品
  香りをそこはかと…。

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  梅林の近くでは、三椏(ミツマタ)も開花し始めていました。ミツマタ
  
は落葉性の低木で、ジンチョウゲ科のミツマタ属。34月にかけて、
  
三つ叉に分かれた枝の先に、黄色か朱色の花を咲かせまることから、
  
ミツマタの名前に。
  
小さな花が集まって半球形を作って、下を向いて咲く花には花弁はな
  
く、花弁のように見えるのは筒状の萼の先が4つに裂けて、反り返っ
  もの。強い繊維質の樹皮は強度の高い紙の原料として有名で、紙幣な
  
どにも使われてるそうです。

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  日当たりのいい下土にはオオイヌノフグリが、サファイアブルーの花
  
を群生させていました。土質が富んでいるのか、花は路傍で見かける
  より
大きく、ブルーも鮮やかでした。

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  小平市中央公園対岸にある粕谷邸梅林の枝垂れ梅も、まさに満開!老
  
樹にも初々しい花をいっぱいつけて、老枝垂れ梅の貫録を。母屋前の
  
紅梅の大木も満開状態でした。春本番に向けて桜の開花予想も発表に。

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# by love-letter-to | 2019-02-24 20:12 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.185 ようやく春が

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         待ちかねて踊り出したか仏の座

  二月も第三日曜日を迎えました。日中でも冷凍庫の中にいるような寒さ
  
からようやく解放された昨日、小平市役所近くの農地の縁で、ホトケノザ
  
が「春が来たよ!」と、群舞していました。前日まで一桁台の気温が続い
  
ていたのに、彼らの勢いにびっくり。農地を埋め尽くす勢いでした。路傍
  
や空き地など至る所で繁殖しておりますが、なかなか可愛い野草です。

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  切れ込みの深い円形の葉が二枚合わさった付け根付近から、ピンクの濃
  
淡の唇型の小さな花を立ち上げています。3~4個から10個余りの花を
  けている茎も。花の高さは1㌢足らず、毛深い葉の径も1~2㌢。
  
その葉の形状が仏像の台座に見えることから仏の座。シソ科オドリコソウ
  
属の越年草だそうです。葉を数段つけることからサンガイクサ(三階草)
  
ホトケノツヅリ(仏の綴り)とも呼ばれるとか。
  
マクロレンズで撮ってみると、2枚の下弁には濃いピンクの斑点も。ユーモ
  
ラスな表情を。

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  一橋学園商店街近くの民家の外壁に沿って、サクラソウがもう満開!この
  
お宅では毎年、サクラソウの鉢植えで育てて楽しませてくれます。ニホンサ
  
クラソウではないかしら。
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  外壁に沿って、ピンクの濃淡が優しく春を告げて。7~8輪ずつ輪になり、3~
  
5段咲きになり、柔らかい黄緑色の葉も素敵です。一段に10数輪も開花して
  
いる株もありました。
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  一昨日は、青梅市住江町にある歴史資料館「津雲邸」の雛まつり展へ。昭和の
  
名建築として貴重な存在の元国会議員・津雲國利邸での同展は、今春で5回目。
  京都の宮大工と地元の大工さんで、地元産の木材を使って数年がかりで
建築し
  たという数寄屋風造りの2階建て。訪れる度に天井や欄間の透かし彫
りなど、細
  部にも目が行くようになり、その素晴らしさに打たれます。障子の
桟も面取りさ
  れて埃が溜まり難くなって…。

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  平安貴族の平安貴族の風俗を忠実に守り、制作された有職(ゆうそく)雛、御
  
所に初めて参内した時に下される初参(ういざん)人形、西国大名が参勤交代
  
などで上府する際、御所や公家に進物した返礼に下賜された御所人形の数々。
  
江戸の豪商や大奥の女性たちにも愛された、上野池之端・七澤屋の雛道具な
  
ど約700点に加えて、結納品や進物を持参する時に用いられた掛け袱紗の逸
  
品も、初公開されています。故國利氏は骨董屋よりも目利きがしたとか。

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  上は夭折した大正天皇の兄が初参内した際に、明治天皇から下賜された初参
  
人形二体。女雛と役者若衆姿の二体セットで収蔵されているのは津雲邸だけ
  
で、大変貴重な存在とのこと。渋いお姿ですが気品はさすが!

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  帯地に着物のミニチュアをパッチワークした掛軸も始めて見ました。明治後期
  
の作だそうですが、当時の日本にもこんな手法があったのですね。いわば和
  
製キルトで、着物一点一点には木目込み風に綿で膨らみを持たせてあります。
  
右列は掛け袱紗。西陣でも最高級の綴れ織りや緞子に、鶴や梅松、宝船などお
  
目出度い図柄が日本刺繍されていました。

  同雛まつり展は3月31日まで、毎週金、土、日曜と祭日の1016時開催。入館
  500円。青梅駅から青梅街道を東へ500㍍ほど、住江町交差点手前の細い
路地
  を100㍍ほど下った延命寺前。
問合せ0428271260津雲邸。

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# by love-letter-to | 2019-02-17 20:50 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.184 薄ら雪

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          虐待死切なき思ひ薄ら雪

  二月第二日曜日、朝刊を取りに出たら、庭木にも郵便受けにも薄っすらと
  
雪が掛かっていました。立春の陽気からドカ~ンと下がって、昨日は日中
  
でも気温は1℃そこそこ。この冬最大の寒気で北海道ではマイナス30
  下回った地点が4カ所も。本当に凍える一日でした。

  このところ繰り返される女子児童の虐待死報道に、いたたまれぬ気持ち
  
と切なさに増して、児童の命を保護する立場にある学校や教育委員会、
  童相談所当事者たちの危機感や心ない対応に、気持ちは沈むばかりで
す。
  人員不足だけではない気がしてなりません。

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  隣家とのフェンスの下辺りも雪がうっすらと。紅椿が一輪こぼれ落ちてい
  
ました。地面は濡れてもおらず、やがて陽が射し始めましたが、春はまだ
  
先のよう。

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  最大級の寒気が押し寄せる前日の玉川上水沿いでは、ガクアジサイの枯れ
  
姿が影絵劇のバックスクリーンのようで…。自然の造形に見惚れました。

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  青梅街道沿いの旧家の欅は、逆さ箒姿で寒空に。憂いを掃くかのようにも。
  
枝払いされてないケヤキの姿も珍しくなりました。

  この寒気が緩んで欲しい。年のせいか寒いのは恐怖に近いかな。

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# by love-letter-to | 2019-02-10 17:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.183 立春を前に

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  二月最初の日曜日の今日、三日は節分。二十四節気の一つ「大寒」が明け
  
て迎える「立春」。その前日2月3日は、節を分けることから「節分」と呼ば
  
れ、寺社では除災・招福を祈願する豆まきや読経、護摩を焚く「節分会」が。

  家庭でも節分の夜には、鬼払いの豆まきをした後、年齢と同じ数の豆を食
  
べたものですが、近年では少子高齢化のせいか、豆まきよりも恵方巻きを
  
食べる家庭が増えているとか。今年の恵方は東北東で、そちらに向かって
  
巻き寿司を丸ごと食べると、幸運に恵まれるなんて!
  
でも立春前日の今日の首都圏は、光に春が感じられ、4月並み陽気でした。

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  昨日訪ねた都薬用植物園では、寒中の冷え込みが厳しく、一カ月近く雨の
  
降らない日が続いて、花の開花が遅れていました。例年なら立春前後に開
  
花する節分草はまだ目覚め前。スノードロップ(待雪草)の芽も、やっと3~5
  
㌢ほど土から覗いた状態でした。蝋梅は満開でしたが、紅白梅もサンシュユ
  
もまだ蕾が小さく、クロッカスは2輪だけ。春の訪れはまだ先のようでした。

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  昨年は1月20日にスノードロップやクロッカス、紅梅も咲いていたのにがっか
  
り。中央公園に立ち寄ってみました。体育館ドーム前の公孫樹並木の枝先が
  
銀白に輝き、まるで樹氷を見るようでした。裸木並木はなかなかチャーミン
  
グです。でも、昨秋の台風の直撃で1本が折れたみたい。上水沿いでは倒れ
  
たまま放置されている倒木の姿も目に付きます。

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  対岸の粕谷邸の枝垂れ梅は2~3分咲きかしら?母屋の南に2本、北側にも1
  
本あり、いずれもアンブレラ形に剪定された老幹に初々しい花を咲かせて、
  
楽しませてくれます。

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  上は粕谷邸母屋の北側に植わっている枝垂れ白梅。紅梅もあったのですが、
  数年前に枯死してしまいました。
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  本日、立ち寄ってみた小平駅近くの「あじさい公園」では、小川分水路脇に
  
リュウキンカ(流金花・立金花)が2輪咲いていてびっくり!晩春から初夏に
  
かけて咲くキンポウゲ科の花で、湿地や沼地を好みます。
  
その名前のように黄色というより金色の艶やかな花で、同公園のひょうた
  
ん池にも、紫陽花の開花期頃に咲いているのが見られます。
  
明日は立春で、気温が上がり、春一番が吹くかもしれないと 予報されてい
  
ます。立春に春一番が吹いたら、観察史上最も早い記録になるとか。

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# by love-letter-to | 2019-02-03 22:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.182 冬ざれの路で

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       鳩の群れ追ひつ追われつ冬ざるる
 早いもので、一月最後の日曜日に!昨日は日本海側では1㍍を超す大雪に
 
見舞われ、首都圏でも冷たい北風が吹き荒れましたが、大坂なおみさん
 テニス四大大会の一つ全豪オープンで優勝!歴史的な快挙ですよね。
シャ
 イな笑顔とコメントがとてもチャーミングです。

 今日は冷たい北風も治まり、陽射しも燦々。日中の気温は8℃を上回りまし
 
たが、冬ざれの候。インフルエンザが猛威を奮っています。出歩く時は帽子
 
にメガネ、マスク掛けで戦闘にでかけるみたい。
 
でも、裸木空や陽だまりに厳寒期ならでは光景に出会います。グリーンロー
 
(狭山・境緑道)では、陽射しの射し込むスポットでは足音が迫っても、土鳩
 
の群れが餌をつっついて、なかなか大胆です。彼らと追いかけっこしている
 
うちに、膝の関節が円滑になり体温も上昇してきたみたい。サンキュー!

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  枯れ茎の間で、ガクアジサイがドライフラワー化している姿に出会いました。
  
花本体の集合花の回りにつける装飾花が、筋だけを残して花の姿を保って
  ました。こんなに見事にドライフラワー化したのを見るのは初めてです。
  
冬場の風物詩・枯れ紫陽花とは、また違った造形です。

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  上は玉川上水沿いで見かけた枯れ紫陽花。昨夏は記録的な猛暑が続いた
  
ので、紫陽花の開花期は短く、早々と色褪せてしまいましたが、枯れ紫陽
  になっても、渋い色合いを残して冬越しする年も。

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  初冬まで、黄色い小花をつけて咲き続けていたアイノコセンダングサも、こ
  
んな姿で地に還って行くのですね。アイノコセンダングサはキク科の外来植
  
物で、いわゆる雑草の類。路傍や空き地に殖え続けています。晩夏から初冬
  
にかけて、黄色い筒状花の集合体の回りに白い装飾花を2~3枚覗かせ、花
  
径は1㌢前後。筒状花の終の姿は造形的にキュートでした。

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  紫陽花の新芽がもう立ち上がり始めていました。赤い幼芽に葉脈がクッキリ!
  
精悍な表情に元気を貰って帰りました。

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  真冬でしか会えない楽しみと自然のエネルギーにホカホカとして…。
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# by love-letter-to | 2019-01-27 19:33 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.181 大寒に入る

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          寒木立ラインで会話長々と

  一月第三日曜の今日は二十四節気の一つ「大寒」。一年で最も寒い時期に
  
入りましたが、首都圏は日中の気温が12℃台で、三月上旬並みとか。
  
気分のアップダウンが激しい昨今ですが、気温が10℃を上回ると、身体機
  
能が上向き心も弾んできます。太陽に感謝!

  小平市中央公園の噴水広場も、裸木を通して陽光が射し込み、そのシルエ
  
ットが石畳にくっきり!水を落としたジャブジャブ池の石段に、女子高生二
  
人が腰を下ろしていました。スカート姿にソックスだけの軽装で。「私にもあ
  
んな時代があったっけ」。
  
仲良くおしゃべりしているように見えましたが、互いにスマホを手にライン
  
のやり取りをしているではありませんか!そういう時代なんですね。

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  同公園対岸の粕谷家の梅林に差し掛かると、「梅が咲いいるよ」と、通りが
  
かり母子が指さしていました。見上げると、早咲きの紅梅が開花し始めてい
  
ました。ピンク色の八重の花がふっくらと。

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  隣地の「学習型体験農園みのり村・粕谷園」の畑の縁では、ホトケノザとハ
  
コベ、ナズナも開花していてびっくり!年々、暑さ寒さに弱くなっている私
  
には、今冬は冬眠したい日々なのに、気象庁では冷え込み厳しい日も続く
  
が、暖冬傾向だと伝えています。

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  上は「みのり村」の耕作地で大きく育った白菜。一人一人の名札が立てられ、
  
収穫を待っています。

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  玉川上水・鎌倉橋に差し掛かると、バイクを押した体育会系男性が「今日は
  
本当に気温が上がっているんだ。ほれ、蚊柱が立っている」と、水路を見下
  
ろしました。まさか?!と、半信半疑で覗き込むと、極小の小さな虫が無数
  
に飛び交っているではありませんか?夏の宵などに見かけるユスリカなど
  
の乱舞に似ていました。
  
その鎌倉橋の北詰めに植わっているヤマコウバシ(山香ばし)は、クスノキ科
  
の落葉低木ながら、枯葉を付けたまま冬越しを。葉を落とさないことから、「
  
落ちない」と、受験生のお守りとしてヤマコウバシの葉は人気があるそうで
  
す。大学入試センター試験は今日で終わりましたが、受験シーズン本番はこ
  
れからですね。

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  ヤマコウバシの枯れた葉の付け根付近に、新芽をつけています。クスノキ科
  
の樹木だけに、淡い芳香をフーッと放っています。

  明日は寒満月。気温は今日より低く、風も強まるそうです。インフルエンザも
  
大流行しております。お互いに手洗いうがいを!

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# by love-letter-to | 2019-01-20 20:30 | 折々通信 | Comments(5)

折々通信No.180 小正月

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        けん玉やヨーヨーで遊ぶ児ら小正月

   平成最後の年も明けて2回目の日曜日に。先週来、日中の気温は一桁台、
   
昨日は小平市内でも初雪が降りましたが、今日は10℃を上回り、久しぶ
   
りに「小平ふるさと村」へ。散歩らしい散歩を。
   
旧神山家住宅母屋前の広場で、けん玉やヨーヨー、竹とんぼなど昔遊び
   
に興じる母子らにも、穏やかな陽射しが注いでいました。

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   旧神山家住宅母屋の座敷には、小正月(1月15日)に向けて、神棚の前にま
   
ゆ玉が飾られ、小平伝統の糧うどんを食べる人たちで賑わっていました。
   
母屋全体にうどん汁の美味しそうな匂いが漂って…。
   
明日の「成人の日」まで三連休のせいか、親子連れで席が空くのを待つ姿
   
が目立ちました。「武蔵野うどん保存普及会」により、小平産の地粉を使っ
   
て、毎週土、日11時から50食限定、一食500円で提供されているそうです。
   
ピンクと白の餅花とミカンに樫の葉も添えたまゆ玉飾りは、明日14日まで
   
飾られています。

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   「エーッもう菜の花が!」小平駅南口から「小平ふるさと村」までのグリー
   
ンロード(狭山・境緑道)沿いには、菜の花が咲いているではありませんか!

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   農業体験ファーム「畑のおじさん・吉野農園」との境界に、柔らかい緑に包
   
まれて黄色い菜の花が開花。これから一年で最も寒いシーズン「大寒」を
   
迎えるのに…。前かがみがちで歩いていた背筋が伸びてきました。
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   小平市グリーンロード推進協議会:狭山・境緑道花街道ボランティア部会で
   
お世話している花壇には、西洋マツムシソウと冬アヤメの姿も!厳しい冷
   
え込みにもめげないで。歩くことは骨の老化を防ぎ、観察して歩くのは頭
   
の老化防止になるとか。そして、感激はアンチエージングの特効薬かも。

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   帰り道の途中で、オオイヌノフグリが数輪開花していました。サファイアブ
   
ルーの花は、早春の野の宝石、昼間の星とも呼ばれます。
   
また明日から冷え込んで来るそうですが、オオイヌノフグリさん頑張って!

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# by love-letter-to | 2019-01-13 20:36 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.179 初景色

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         初景色節目の年も穏やかに

  2019年も明けて6日、二十四節気の「小寒」に入りました。比較的温かく穏
  かな年明けでしたが、今日の日中の気温は7.5℃止まり。冷え込みの厳
しい一
  日でした。
  
上の写真は孫からの初メールで送られてきた初日の出。元朝650分頃に茨
  城・阿字ヶ浦で撮影したそうです。社会人一年生の彼は、高校時代から
毎年、ク
  ラスメートと富士五胡や三浦海岸、房総沖などへ初日の出詣でを
しており、帰
  宅するまで内心ハラハラ。今年の初日の出は最高だったとか。

  今年は現天皇が譲位、新天皇の即位で5月に元号が変わる節目の年。内外の情
  勢は厳しく、災害多発時代ですが、穏やかで心優しい一年であります
ように!

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   二日の日中、初詣がてら上水路を小金井公園まで歩いてみました。年の瀬ま
  で葉を保っていた木々もすっかり裸になり、その落葉を踏み踏み約7,000
歩。
  自宅近くの空き地に、今年もセンダン
(栴檀)の実が鈴生りに。コバルトブル
  ーの空を仰いでいました。
  
楕円形の実が枝いっぱいにつき、その「さまが数珠のようであることか
  センダマ(千珠)の意でセンダンと命名されたのではないかとの説が
あり
  ます。5~6月に咲く薄紫色の軽やかな5~6弁の花には淡い芳香が…。
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  センダンはセンダン科の落葉高木で、“栴檀は双葉より芳し”と言われる
  
センダンとは別種とのこと。栴檀は中国名ではビャクダンを指すことから
  
“栴檀は双葉より芳し”の諺が流布されるようになったのではないか…と。
  
空いっぱいに広がった実を見ていると、足が弾んできました。
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  咲いているかしら?ここ数年、三が日に訪ねると、小金井公園・江戸東京
  
たてもの園前のロウバイが開花していることが多いのですが、今春はまだ
  
チラホラ状態。蝋月(12)に開花するから蝋梅とか、花びらが蝋細工に見
  
えることから、その名称になったとか。チラホラでも仄かな甘香を漂わせ
  
ていました。英名はウィンタースィート。

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  花芯部まで淡いクリーム色の素心蠟梅の方は、蕾が膨らみかけている状態で
  
した。最近はより清楚に見える変種の素心蠟梅の方が人気が高く、蠟梅の名
  
所地でも素心蠟梅が増えているみたい。

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  宇和島藩伊達家の門前の堀際の高木に、何やら異様な姿が!灰色の羽毛を丸
  
めたような其れは、鳥のようでもあるけど、生きているのかオトリの剥製な
  
のか…しばらく経っても見分けがつきません。羽毛を時折り風になびかせ
  て。

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  位置を変えて見守っていると、胸毛の辺りに埋めていた首を2~3度もたげ
  
て、生きている鳥であることが分かりました。アオサギでしょうか?
  
一本脚の不安定な姿で枝に立ったまま、日向ぼっこをしているようでした。
  
外敵から身を守る術かも知れません。新年早々、アオサギに出会うとは!
  
ラッキーな初歩きでした。今年もボツボツと…。
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# by love-letter-to | 2019-01-06 22:35 | 折々通信 | Comments(0)