忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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カテゴリ:折々通信( 155 )

折々通信No.154 耐え難き猛暑

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       堀割りに一服の涼密やかに

    死者200名を超し、行方不明者が30名を上回っている記録的西日
    本豪
雨災害から1週間あまり。被災地の土砂撤去作業を阻むような
    猛暑
が続き、首都圏も36℃を超した7月第三日曜日。

    アスファルトの照り返しで頬や額が痛くなり、街路の草木もぐったり。
    
これまでとは暑さの質が違って感じる昨日今日。出先から上水路に
    
立ち寄ってみると、津田塾大南側の木立の下で、ヤブランが淡い紫
    
色の花穂を数本立ち上がらせていました。
    
晩夏から初秋に開花するはずのヤブランに驚きましたが、その姿に
    
一服の涼を。

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    このところ、過去に経験したことのない風雨災害が相次ぎますが、
    
一本一草は環境のセンサーで、ヤブランの早期開花も気象の変化
    
を告げているのかもしれません。ヤブランは細い葉を薮のように茂
    
らせるユリ科の多年草。淡紫色の小花の集まった穂は1530㎝。
    
上水堤では至る所に群生、秋口には小花の一つ一つが緑色の丸い
    
果実に。秋が深まるにつれブルーから濃紺、黒色に変化します。
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   ヤブランの付近ではヤブミョウガも、白磁質の涼しげな花をつけて
   
いました。やはり開花は半月以上早めかしら。
   
ミョウガの葉に似た大きな艶のある葉が茎に互生しており、8~9月
   
の花の時期が近づくと葉の間から、1本の茎が伸びて80㌢程の茎丈
   
となり、その頂きに白い小花を数段につけます。木の下暗がりでヤブ
   
ミョウガの花も涼しげで、花の少ない時節に眼を楽しませて…。
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   白磁でできたような花弁は3枚で各弁も3枚。開花して数日後には淡
   
い青磁色の実を結んで、その速さに驚きます。やがて、その果実はブ
   
ルーブラックの艶やかな実に変化していきます。上は昨年8月、上水
   の自生野草観察ゾーンで撮影。
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   堤沿いの防護柵や低木に絡みつきいて、涼しげな黄緑色のハート型
   
の葉を茂らせ、淡黄緑色の花穂を無数に直立させているオニドコロも
   
目立ってきました。鬼野老と書いてオニドコロ。
   
ヤマイモ科の蔓性植物で、エビを海老と書くのに倣って、根茎のヒゲ
   
根を野の老人に見立て『野老』と書き、やたらと茂るので鬼野老…と。
   
薄黄緑色の花の径は5㍉に満たないミニミニサイズですが、雌花が
   
咲き終えると、軍配型のコイン大の薄い実をつけ、半透明に。その変化
   が面
白く、植物の不思議さを。
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   猛暑日でも、上水堤は市街地より気温が4~5℃くらい低く感じられま
    
したが、日中はさすがにウォーカーは少なく、鎌倉橋付近で金髪の美
   青
年とすれ違って白昼夢をみている気分に。
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   30分余りのウォークで引き揚げましたが、立ち寄った「ふれあい下水
    
道館」前の湿地植物栽培池では、クリーム色の睡蓮が目に安らぎを。
   
薄紅色の睡蓮は目覚めたばかりのようでした。蓮は早朝に開花します
   が、睡蓮は午後に開花するとか。
   夜分になっても熱気は冷めず、明日も猛暑になるとか。これからが思
   いやられますが、熱中症にならないよう気をつけないと…。
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by love-letter-to | 2018-07-15 22:27 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.153 古代蓮の舞い

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       古代蓮合掌ほどきて風と舞ふ

   7月に入るなり、発達した前線と低気圧の猛威で四国から西日本、岐阜県   
   にかけて記録的な豪雨災害に見舞われ、救出作業が難航
している第二日
   曜日。刻々と死亡者と安否不明者数の増加が伝
えられています。

   一昨日にはオウム真理教教祖の麻原彰晃(松本智津夫)ら、教団幹部7人
   の死刑が執行されました。教団が関与したテロ事件が発覚し
てから約30
   年。その間、玉川上水・鎌倉橋近くの樹木の根元に、
猛毒化学剤VXが埋め
   られていたことも発覚しております。

   そんな記憶をたどりながら、小金井公園まで歩いてみました。正門近くの
   古刹真蔵院境内で、大賀蓮が見頃を迎えていました。
合掌したと表現す
   るに相応しい姿の蓮の蕾、今朝開花したばかり
の初々しい花、時間が経つ
   につれて箆型の花弁を舞うように広
げ、4日目には、散華するとか。

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   上は蕾と開花二日目、三日目、明日には花を散らし始めそうな大賀蓮。
   昭和26(1951)年、千葉県検見川の元東京大学検見川厚生
農場泥炭地で、
   故大賀一郎博士と地元小中学生らによって発掘さ
れた蓮の実の3個のう
   ち1個の発芽に成功。翌年7月には見事に
花を咲かせ、2000年の眠りから
   目を覚まして古代蓮として海外
からも脚光を。その蓮の種から育った蓮が
   大賀蓮として、各地で
も栽培されるようなり、現在に至っております。

   薄紅色の花弁の先端が紅色の大輪で、花径は約30㌢もあり、折からの風
   で花弁を優雅に揺らせていました。

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   白蓮というか淡いクリーム色の蓮の鉢もあり、葉陰でひっそりと開花し
   ていました。
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     六地蔵の前では明日にも開花しそうな白蓮の蕾が合掌を。
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   蓮池の近くには武蔵野新田が飢饉に見舞われた時、私財を投じて貧し
   い農民を助け、82ヵ村の世話役として新田の振興に尽し
た川崎兵右衛門
   の供養塔があります。小金井堤の桜の植樹も
新田振興策の一つで、川崎
   兵右衛門の命であったと伝えられて
います。
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    真蔵院の近くの農園では、鬼百合やミニヒマワリが元気に育ってい
   ました。かつての関野新田の一角でしょうか。

   豪雨に被害各地の大雨警戒警報は解除されたそうですが、台風8号
   が接近しているとか。本当に日本は災害列島、2020年の東京五輪パラ
   リンピックも、豪雨シーズンと重なりますね。

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by love-letter-to | 2018-07-08 11:30 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.152 七夕月に

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        山百合やはやぶさ2はリュウグウへ 

   えっ!もう今年も半分が過ぎたの!そして、関東甲信は梅雨明けを
   して、七月最初の日曜日に。異例続きと耐えがたい猛暑に、
夏本番を
   迎える前からぐったりしている日々。小惑星探査機は
やぶさ2が3億
   キロも離れた小惑星リュウグウに到着したとの朗
報!リュウグウの半
   径は900㍍、宇宙にあって塵みたいな存在
ですが、生命の起源を探る
   手がかりが得られるかも…。

   本日午前中、思い切って玉川上水堤へ。木立の下は天然クーラー
   効いて嬉しい!商大橋上流~鎌倉橋にかけて、ヤマユリがま
だ健在
   で4~5カ所で、日本に自生しているユリ仲間でも最大級
の大輪を見
   ることができました。

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    花冠の径は20㌢以上もあり、純白の花弁に淡い黄色の帯状の筋
    入り、紫褐色の細かい斑点があってゴージャス。気品も備えてい

    す。雄蕊の葯が真っ赤で、芳香を放っていました。
    
ただほっそりとした茎丈が1~1.2㍍もあり、花の重さに耐えきれな
    
くて…。見守って下さる方が支柱を立てたり、紐でガードされてい
    株もありましたが、地面に伏している花も。上水堤でもキンランと

    ぶ優美な花だけに、末永く健在で!
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    今年は花の開花が押しなべて2~3週間も早めですが、盛夏から開
    するアキノタムラソウ(秋の田村草)に出会いました。シソ科の多
年草
    で、ほっそりとした茎の節ごとに、6個前後の唇弁型の小花を数
段に輪
    生。薄紫色の花と姿は一服の清涼剤と言われます。 

    蝶や虫にとっても花の少ない盛夏に有難い存在らしく、彼らの姿も
    く見かけます。

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   晩夏から秋半ばにかけて、紅紫色の蝶型の花の小房で上水堤を賑わ
   
すナンテンハギ(南天萩)も、先月半ばからチラホラと。蝶型の花は長
   
さ1.5㌢ほど。秋の深まりと共に姿を消して行く野草が多いが、ナン
   ンハギは色鮮やかになって、晩秋まで咲き続けます。葉がナンテン

   似ているマメ科の多年草。本当に今年は異例続きですね。
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   これから秋にかけて上水堤で繁茂するミズヒキ(水引)も、目立ってき
   
ました。花が開花すると、上から見ると赤く見え、下から見ると白く見
   
えるので紅白の水引に見立て命名されたとのこと。

   開花期は7月下旬から10月10日頃まで。日陰を好むので、日中でも薄
   
暗く感じる土手で息長く咲き続けるようです。可憐な花に似合わず、
   口になると小さな実を結び、それらの実がズボンの裾にびっしりと
付着。
   ミズヒキの花柱の先は弓状に曲っていて、種を拡散するので殖
える一
   方、なかなか逞しい野草です。

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by love-letter-to | 2018-07-01 21:53 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.151 梅雨の晴れ間に2

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        溜め池に軽鴨母子睦まじく  

    夏至も過ぎて、6月も最後の日曜日に。73回目の沖縄慰霊の日
    迎えた昨日、沖縄では梅雨が明けましたが、関東甲信越の梅
雨明
    けはまだ先のようです。降れば肌寒く、晴れれば夏日でム
シムシ
    ムンムン。大阪北部地震のような都市直下型地震も気に
なる日々
    です。

    昨日、買い物ついでに東京学芸大学キャンパス内の研修農園へ
    ち寄ってみました。大小の水田はもう田植えを終え、青田に。

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    その傍らの草むらで軽鴨の母子らに出会いました。私の足音に気づ
    いたらしく、母鴨は身を翻して溜め池へ。子鴨たちも競う
ように後を
    追って小さな水輪を。

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    今夏生まれた雛4羽も、もう泳ぎが上手で、たちまち視界から去っ
    てしまいましたが、その数秒間に2カット何とか撮れました。
    
このところ、結愛ちゃんら相次ぐ幼児・児童虐待の報道が繰り返さ
    れる度に、いたたまれない気持ちに陥りましたが、軽鴨一
家はなん
    て睦まじいのでしょう!気持ちが少し救われたよう。

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    小雨が降ったり止んだりしていましたが、上水堤にも立ち寄っ
    みると、桜橋上流でトウダイグサがその名のように、ひと際
高く
    伸びて、頭頂部に盃状の花のようなものを多数つけてい
ます。

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    盃型の花に見えるのは苞葉が変化したものだそうで、その中
    部に花弁や萼が退化した極く小さい花序を抱いています。
    
花と葉が同系色の黄緑色で、一見、花をつけているとは見え
    せんが…。その名前の由来は、岬に立つ灯台ではなく昔の
照明
    器具である燈台(灯架台)に見立てて名づけられたとか。

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    「折々通信」No.147(5月27日付け)で掲載したヤブジラミの花が
    もう結実して、虱そっくりの実になっていました。野草の
多くは一
    年で人の一生分の過程を終えるだけに、成長サイク
ルは超特急!
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    数日前、雨上がりに訪ねた「あじさい公園」の紫陽花は、手毬咲き
    の西洋アジサイ各種も額アジサイも、最高の状態で大合
唱してい
    るようでした。斎藤素厳作のブロンズ像も紫陽花色
に染まって見
    えました。

     サッカーW杯2018ロシア大会一次リーグ第2戦、対セネガル
     戦が間もなく始まります。西野JAPAN頑張れ!
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by love-letter-to | 2018-06-24 22:35 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.150 梅雨の晴れ間に

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        市街地に残るオアシス青田風

    6月第三日曜日の今日は「父の日」。「母の日」に比べて、やや関
    度は低いようですが、新聞の折り込みチラシや国分寺駅ビル、
今年
    4月にオープンした商業施設「ミーツ国分寺」店舗には、バラ
の花束
    や洋酒セット、ブランド品のポロシャツなどプレゼントグッズ
が目立ち
    ました。

    幸い今日は梅雨の晴れ間で、ここ数日の梅雨冷えも持ち直しました。  
    で、買い物ついでに足を伸ばして国立南部の田園地帯へ。数年
前に
    訪ねた谷保天満宮下に残る水田を再訪してみました。青柳段
丘の湧
    水を利用して江戸時代から稲作が行われてきたそうです。

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    年々、市街地化が進んで、田植えを終えた田圃に周辺の新しい家
    
並みが映るのも、谷保の青田の特徴でしょうか?
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    1520㌢丈に伸びた稲が規則正しく並んでいる光景は、いつ見
    も美しい。日本を象徴する景色でしょう。青田、青田風、青田道…

    して愛され、心を和ませてくれます。
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    水を張っただけの田圃では番らしい鴨たちが、餌を漁ったり、水
    びをしていました。時が経つのも忘れてしまいそう。
    
水田はダムの役割も果たし、都市防災の面からも貴重な存在だ
    されています。

    土地の方の話しではコサギが姿を見せることもあるそうです。

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    「あら、見覚えのある顔だ!」と、思わず立ち止まったのは国立
    
駅北口のあるビューティサロンの前でした。
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    黒板アートと言うのでしょうか。黒板に白墨で描いた異色タレント
    
のマツコデラックスと渡辺直美さんの似顔絵で、実に特徴をよく
    
つかんでチャーミングに描かれていました。
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    玉川上水堤ではノカンゾウ(野萱草)とヤブカンゾウ(藪萱草)
    
花盛りを迎えていました。明日から梅雨空に戻るそうです。貴重な
    梅雨の晴れ間、心の洗濯もできた一日でした。
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by love-letter-to | 2018-06-17 23:13 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.149 梅雨どきに

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       蛍袋ひとりの時間童心に

    6月第二日曜日。関東甲信越も梅雨に入りましたが、昨日は都内
    でも最高気温が30℃を超す真夏日でした。昨日と今日
の気温差
    は10℃近く、エアコンを冷にしたり暖にしたり。五体
のセンサーが
    ヒーヒー言っているようです。

    上水沿いのホタルブクロが咲き終えてしまっていたので、今夏は
    もう出会えないかと思っていたのですが、もしかして…
と立ち寄
    ってみた上宿緑地では、真っ盛り!木の下暗がりで
提灯行列を見
    ることができ、童心を取り戻したよう。

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    小川三叉路から立川通りに沿って500㍍ほど西へ。小川分水路に
    沿った三角形の敷地内に、20株くらいの蛍袋の群生が
あり、薄紫
    色の花をつけて、辺りをライトアップしていました。

    かつて、子ども達がこの花の中にホタルを入れて遊んだことから
    蛍袋の名前がつけられたと言われます。

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    上宿緑地から小川分水路に沿って、水路沿いにウッドデッキが設け
    られ、武蔵野美大生の彫刻が設置され「彫刻の谷緑道」と
名付けら
    れています。その水際にハンゲショウ(半夏生・半化粧)
も、その名の
    ように頭頂部にある葉の数枚を、粉化粧したよう
に白く染めて…。

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    陰暦の上で半夏生といわれる夏至から数えて11日目(7月2日)
    を迎えると、このドクダミ科の多年草は部分的に葉を白く変
色さ
    せます。例年より3週間以上も早くて、この先、どうなってし
まうの
    かしら?

    花が地味で目立たないので、葉を白く染めて蝶や昆虫を惹きつけ、
    受粉を促す植物の知恵というかメカニズムに脱帽です。
白い葉に守
    られるように花穂が立ち上がっていました。

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    森田オープンガーデンでは、ヘメロカリスやどユリの仲間が見事な
    花を咲かせて、迎えてくれました。手打ち麺処がクローズ
して淋しい
    気もしますが、森田幸江さんが自家製腐葉土と無農
薬で丹精した花
    々は“健康優良児”。元気を貰ってきました。
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    ヘメロカリスもユリ科ですが、ユリは雄蕊が四方に広がり、ヘメロカ
    リスは雄蕊が上向きに反り返っているのが特徴で、ヘメロ
カリスはヘ
    メロカリス属でスカシユリやカサブランカは百合属。
同じ百合科でも
    属が全く違うそうです。
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by love-letter-to | 2018-06-10 20:01 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.148 あじさい月

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       上水路紫陽花色に吹く風も

    6月最初の日曜日を迎えました。アジサイも見頃を迎え、梅雨入り
    も間近か…かと。と言っても今日は、この時期にしては珍
しく爽や
    かな風が上水木立に吹き抜けて、心地よいウォーキン
グサンデー
    でした。

    小松橋~鎌倉橋にかけて新堀用水沿いに、故織田雅雄さんと小平
    四小児童たちが植えた紫陽花が、見頃を迎えていました。

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    青紫系のタマアジサイとガクアジサイが主ですが、七変化とも呼ば
    れるだけに日々変化し、微妙な色合いを見せています。

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    ホタルブクロやウツギなど今どきに咲く花が、今夏は早々と咲き終
    えて、上水木立の下は緑の濃淡が続きますが、ムラサキシ
キブの花
    が彩りを。上品なピンクの小花を散房状に開花。

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    ムラサキシキブは実紫とも呼ばれるように、秋につける紫色の宝石
    のような実が美しく、注目されがちですが、梅雨どきに咲
く花も魅力
    的です。花径は3~5㍉、上部が4裂して突き出した雄
蕊の黄色の葯が
    目立ちます。

    紫色の実の清楚な美しさから、『源氏物語』『紫式部日記』の作者とし
    て名高い紫式部になぞらえたと伝えられています。 
    「花も実もその名に因み奥ゆかし」といったところでしょうか?

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    桜橋~一位橋にかけての自生野草観察ゾーンでは、生い茂った草む
    らからノビル(野蒜)が細い花茎を伸ばして、その頂部にクリ
スタルな
    花を開花させていました。
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    ノビルは花序を付けず、ムカゴ(珠芽)の脇から花柄を伸ばして星
    の花を。ムカゴだけつけることも。ニラ臭のある野蒜から、こん
な透
    明感のある花をつけるなんて!何度見ても魅せられてしまい
ます。
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by love-letter-to | 2018-06-03 23:39 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.147 五月尽

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       つれづれに花との出会ひ五月尽

    五月も最後の日曜日に。森・加計問題と疑惑、米朝初の首脳会談
    の行方、日大アメフト悪質タックルを巡る問題など、国
内外で様々
    なトラブルやアクションが続きましたが、地球環
境にも異変が感じ
    られる五月でした。

    週1~2回程度ですが、玉川上水路の草木の花を見て歩くと、春と
    夏の花が同時期に開花したり、秋口に咲く花も開花し
ていることも。
    ど素人の勘ですが、日本は春と秋が短く夏と
冬の長~い国に。

    上は桜橋上流で出会ったノアザミ(野薊)の群生です。交通量の多
    い五日
市街道沿いで、こんな牧歌的な光景が見られるのが玉川上

    水堤の魅力でしょう。毎年、梅雨入り前後に開花。秋口には花茎の上
    部で枝分かれして、その頂部に花をつけるノハラ
アザミ(野原薊)
    群生も。

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    アザミの周辺には、梅雨どきに咲くヤブジラミの花が真っ盛り。花
    径2~3㍉の白い小花を散房状につけますが、肉眼
では花とも思え
    ない貧相な花もマクロレンズで撮ってみる
と…繊細なブルージュレ
    ースのよう!
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    薮虱と書いてヤブジラミ。セリ科の多年草で、その果実が丸々太
    った虱にそっくりなことから、その名称に。刺状の毛
の先端は鉤状
    に曲がっており、くっついて離れない。ズボ
ンの膝下にくっつけた
    まま帰宅することも。疎まれる雑草の
類ですが…花は楚々として。
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    もうオカトラノオ(丘虎の尾)も開花し始めました。花房が短く太目
    の種類と、ほっそりとして長い花穂を弓なりにつける優美な
種も、
    今月末が開花ピークではないかしら。上は花穂が短く
太目で、ユー
    モラスなオカトラノオ。

    トラノオの名の付く植物は多いけれど、トラノオ科が有る訳ではなく、
    サクラソウ科のオカトラノオ、ヌマトラノオ。ゴマノ
ハグサ科のヤマト
    ラノオやルリトラノオ。タデ科のイブキトラ
ノオ。シソ科のミズトラノオ、
    ハナトラノオの他、観葉植物の
竜舌蘭科のトラノオ、海草のウミトラノ
    オなど種々様々なトラ
ノオがあり、上水沿いにはハナトラノオも。

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    No145(5月13日掲載)で、名前の分からなかった花に再び出会い、
    名前もヒメヒオウギ(姫檜扇)だと分かりました。

    最初に出会ったのは白い花びらに朱色の斑紋がついていましたが、
    本来は朱色の花びらに濃い朱色の斑紋が。

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    ヒメヒオウギはアヤメ科フリージア属の半耐寒性の球根植物で、南
    アフリカ原産。大正期に渡来、観賞用に栽培されてきま
したが、こぼ
    れダネでも殖えるほど丈夫だそう。茎葉は細く、
草姿が小さいわりに
    花径は2.5cmくらい。比較的大きな花が
咲きます。成長も早く、秋にタ
    ネをまくと翌春には開花すると
か。6枚の花びらの3枚にだけ斑紋が
    入っているのも不思議!
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by love-letter-to | 2018-05-27 23:22 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.146 梅雨時の花も早々と

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       すいかずら金銀揃って甘き香を 

    一週間ぶりに夏日から解放された5月第三日曜日。上水堤で
    
はもう梅雨入り前後に開花するドクダミやスイカズラ、ビヨ
    ヤナギ、シモツケ、アジサイも咲いてグリーンベルトを歩
く最
    高のシーズンではないかしら?すいかずら金銀揃って甘き香を

    甘い香りに辺りを見回すと、長い嘴を開いたような姿の花が
    
決まって2輪ずつ並んで開花しています。蔓性の常緑低木ス
    
イカズラで、フェンスや周囲の草木に絡まって繁茂しています。
    昔の子どもたちは花の奥の方にある蜜を吸って遊んだこ
とか
    ら「吸葛」と。

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  歩道に這い出しているスイカズラも。一日花で開花した時は
  
純白ですが、受粉を終えると黄色に変色していきます。白を
  
銀、黄色を金に見立てて金銀花とも。英名はハニーサックル
    
だそうです。
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    山吹色の5弁の花の中央部に長い雄しべを多数直立させてい
    
るのはビヨウヤナギ。花径5~6㌢ほどの花のその美しさと、
    が柳に似ていることから美容柳の和名がついたとされてい

    すが、未央柳と書くことも。

    原産地中国では「金糸桃」と称するそうです。白楽天の『長恨歌』
    に玄宗皇帝が楊貴妃を追慕するくだりに、『未央の柳』
が登場し、
    長安の都の未央宮にあったとも。同じ山吹色のキ
ンシバイ(金糸梅)
    も同じ仲間です。

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    喜平橋上流で繁茂していたのはマメグンバイナズナでしょう
    
か?春先に開花するナズナ()の仲間で、ナズナは三味線の
    
撥のような莢果をつけるのに対して、マメグンバイナズは軍
    
配型の莢果を。スジ蝶が小さな花から花へ命をたぎらせて。

    歌手の西条秀樹さんや女優の星由利子さんら、別世界の方と
    
は言え、若過ぎる死が続いた後だけに、限りある命、残された
    人生についてナーバスになってしまいます。

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    目下、上水沿いで最も勢いがあるのはドクダミ。独特の臭気
    
が強く、繁殖力が旺盛過ぎて嫌われる植物でもありますが、
    
濃いグリーンの葉と紫がかった茎にシンプルな白い花には清
    
潔感があります。

    4弁の花びらに見えるのは総苞片で、その真ん中の黄色い部
    
分が花の集まりだそうです。小さなひとつひとつの花に花弁
    
はありません。下部から開花していくそうです。

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    日陰や湿り気の多い地を好むので、街中でも塀や家屋の端っ
    
こで繁殖。抜いても抜いても生えて来ると言う苦情もありま
    
すが、乾燥させたものは生薬として、消炎や利尿剤として用
    
いられ、葉はおできや腫れものに貼布するのに使われるなど、
    
様々な薬効があるので十薬の別名も。ドクダミ茶は健康や美
    
容効果があるとか。ドクダミが咲き始めると梅雨入りがそろ
    
そろかと。上は小川水衛所跡の親水エリア付近で。
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by love-letter-to | 2018-05-20 23:55 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.145 母の日に

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       心にも花を咲かせむ母の日に

    五月第二日曜の今日は母の日。午後からまた雨になりました。
    
連休明けから肌寒い日が続いたせいか、気分も落ち込みがちで
    
したが、晴れ間を見つけて西武国分寺線恋ヶ窪駅近くの個人宅
    
で、公開している「My GardenRose Cafe」を訪ねてみました。
    
昨年よりも開花が早く、見事なバラが見頃を迎えていました。
    
広大なバラ園と違って、レースフラワーやデージー、勿忘草など
    
の草花とバラのハーモニーが心地よく、オーナーの心遣いが伝
    
わって、心にも花が咲いてきたよう!

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   ことにアプリコット色のバラに魅せられました。色と花びらの質感
    
もレトロ調で、品位が感じられます。こんなカラーのスカーフかブ
   
ラウスが欲しい…と。品種名を見落としたので、機会を見つけて再
   
訪したいと思っています。
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    同ガーデンの今夏の公開は、6月16日まで1017(5月27日、6
    
月3、10日と雨天は休み)Rose Caféではテラスやウッドデッキで、
    
コーヒー、紅茶が300(各アイスは350)、シフォンケーキ400円、
    カフェラテ400円、ジュース450円。国分寺市東戸倉1-2-21
    
(恋ヶ窪駅から徒歩2~3分)電話042-301-0557
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   玉川上水にも立ち寄ってみると、もう夏木立の雰囲気でした。鎌倉
   
橋上流右岸の堤で、見慣れぬ花に出会いました。水仙のような茎葉
   
に白い花びらが6枚、下側の3枚には朱赤の斑紋がクッキリ。草丈は
   
30㌢前後、名前が分からないので、ネット図鑑で検索中です。
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   喜平橋下流では久しぶりにアマドコロにも出会いました。周囲の笹薮
   
に埋もれるようにして、翡翠色の釣鐘型の花を提げていました。
   
ナルコユリ属の多年草でナルコユリに似ていますが、角ばった茎に
   
2個づつ花を付けているのがアマドコロ。ナルコユリは3~4個づつつ
   
けていることが多いそうです。

   甘野老と書いてアマドコロ。地下茎が野老(ヤマイモの一種)に似てお
   
り、甘いので甘野老。若い芽は食用になるとか。上水堤は武蔵野の生
   
態系がまだ保たれているようです。

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   上は母の日の今日、息子夫婦から誘われ、八坂駅近くの懐石・懐石処
   
「草門去来荘」で食べた昼御膳です。野火止用水沿いの竹林に囲まれ
   
た建物は、外観も室内も豪壮な古民家を移築した雰囲気で、ちょっと
   遠出をした気分でした。
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by love-letter-to | 2018-05-13 21:49 | 折々通信 | Comments(0)