
昨日午前11 時、気象庁から関東甲信越などでも梅雨明けしたとみられると発表さ
れました。今日も朝から強い陽射しが照り付け、午後3時のニュースでは練馬区で
最高気温が36度以上の猛暑日になりましたが、サッカー女子ワールドカップ準々決
勝で、「なでしこジャパン」が優勝候補のドイツを1-0で破り、史上初ベスト4進出の
快挙に猛暑もなんのその!そして半年ぶりに大相撲が今日から幕を開け、名古屋
場所の初日を迎えました。信頼を回復して熱い闘いが繰り広げられますように!

今月に入って玉川上水堤でもヤマユリ(山百合)が開花し始めました。6枚の花被
片の先を反り返らせた漏斗型の花の径は25~30センチもあり、野の花の中でも横
綱級。純白の花被片の中央にうっすらと黄色の筋が入り、赤褐色の多数のドットが
華やかで、その気品には痺れてしまいます。しかも、「ここに咲いていますよ!」と
言わんばかりに芳香を放っていますから、ひときわ目立ちます。その美しさと芳香
ゆえに昨年も盗掘されたり、切り取って持ち去られる危害が続きました。

山百合は一年に1個ずつ花の数を増やしていくとも言われ、かつては1茎に20個
ぐらいも花をつけていた株もあったそうですが、一昨年の7月に私が目にしたのは
最高7個でした。昨年は数日後に4個目が開花すると思われたのに、2~3日後
に訪ねた時は全く姿を消していました。山百合の天敵が人なんて悲しいですね。

日本はユリの王国と言われササユリ、サクユリ、オトメユリ、カノコユリなど美しい自
生種が15種類ほどあり、その美しさは世界一と感動した 西欧人が幕末の頃から
ヨ-ロッパに持ち帰り、品種改良してたくさんの園芸種が創り出されました。その
代表がカサブランカだとか。年々、ユリの新品種が園芸店に登場していますが、
それらの開発のために自生種が被害に遭わないように願わずにはいられません。

同じユリ科のノカンゾウ(野甘草)ヤブカンゾウ(藪甘草)も日々開花して、上水堤
に野趣を。商大橋付近の群生に近づくと、何処か遠くへ来たような気分にもさせて
くれます。どちらも早朝には初々しい黄橙色をしていますが、次第に赤味を増して
昼過ぎには“賞味期限”切れになってしまうのが残念ですが…。

暦の上では二十四節気の小暑に入っておりますが、数日前、小川町1丁目付近を流
れる小川分水の「彫刻の谷」でハンゲショウ(半化粧)の群生を見つけました。西武バ
ス車庫入口付近です。

夏至から数えて11日目を半夏と称し、二十四節気をさらに細分化した七十二候の一
つですが、この時期に上部の葉を部分的に白く変色させるドクダミ科の多年草で、ま
るで白粉をはたいたように見えることから半化粧。
上水沿いでも以前は小群生がみられましたが、このところ見つけることが難しくなり
ました。葉をお化粧させるのは、地味で目立たない花の受粉を助ける虫を呼び寄せ
るミッションのためだとか。植物って本当に上手くできています。
♪♪♪ ジャズバンド・フェスティバルへのお誘い♪♪
シャンソンに続いてジャズは如何?
武蔵野地域のビッグバンドによるジャズ・フェスティバルが、海の日の18日午後、
西東京市民会館で開かれます。全国的にも珍しい女性だけのビッグバンド「スイング
レディース国分寺」や小平市の理容師さんを中心に結成された「マンデー・ストリー
ム・ジャズ・オーケストラ」も出演します。
