忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.141 花も緑も急ぎ足

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      金蘭やそこそこの幸せ末永く

    四月も半ばに入り、第三日曜日に。それにしても、今春は花も緑
    
も急ピッチで、桜を追いかけるように梨の花やハナミズキ、藤も
    
開花。公孫樹や欅も芽吹いたと思ったら、刻々と若葉色に。
    
玉川上水のキンラン(金蘭)も、今月12日には開花しておりました。
    昨年より10日早く、今日明日が見頃ではないかと…。
美しさと気
    品を備えたキンランは上水のプリンセスでしょう。

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    今春のように急いで開花すると、先行きが案じられますが、上
    
水路のキンランの開花株は昨年と同じ程度に見えました。ただ、
    
水路際で開花している株も多数あり、数年後には水路壁の崩落
    
で、その命が危ぶまれます。
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    もう花期は終わりかけていますが、ニリンソウも立ち去り難い魅
    力が
あります。まず一輪が咲き、少し遅れて二輪目が開花。二輪
    が同
時に開花していても、二輪目はやや小さく控えめなのがヒッ
    ト歌謡の
歌詞の通りです。
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    あるグループホームで、歌の時間に最もリクェストの多いのは「二
    
輪草」の歌だとか。認知症の方々も歌詞はバッチリ記憶しておられ、
    情感を込めて歌われるそうです。
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    例年なら4月下旬に開花するフデリンドウ(筆竜胆)も、早々とコバ
    
ルトブルーの宝石のような花を。数輪が寄り添って咲いていても
    
草丈が4~5㌢で、周囲の枯れ草に埋もれて目につきにくいのです
    
が、「ここに咲いているよ」と、サインを送ってくれるような気がし
    
ます。
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    コバルトブルーの花は陽が射すと開き、曇ると閉じて筆先のような
    
姿になることから筆竜胆。パラソルを折りたたんだようにもみえま
    
す。一輪だけの小さな株もあれば、十数輪も開花させる株も。
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   野草だけでなく、ケヤキやクヌギ、コナラなど上水堤の樹木も花盛
   
りでした。高木で若葉と同系色の花なので見逃しがちですが、なか
   
なか見事です。上はケヤキの花です。
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   久右衛門橋辺りで頭上高く、見事な花房を垂らせていたのはクヌギ
   
の花。雄花穂で雌花は付け根近くでちんまりと開花しているそうで
   
すが、肉眼では見えませんでした。
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   桜橋で出会ったのはコナラの雄花穂。ケヤキやクヌギより繊細な花
   
穂で、舞子さんの簪みたいです。雌花は付け根につけているそうで
   
すが、肉眼ではとても無理。コナラの実・どんぐりからは想像できな
   
い花穂です。
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by love-letter-to | 2018-04-15 22:55 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.140 京の旅

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        雨もよし花見小路ぶらり旅

    4月第二日曜日の今日はお釈迦様の誕生を祝う灌仏会。花祭りと

    も呼ばれます。初夏並みの陽気から一転して、ここ数日は三月初

    旬に戻ったよう。福井県内では雪も降ったそうです。

    先週は二泊三日で幼馴染みと京都駅近くのホテルで落ち合い、

    彼女の案内で石塀小路やねねの道、花見小路、祇園街の路地歩

    きをしてきました。昨夜帰宅したばかりです。

    前日まで行楽日和が続いていたのに、京都では生憎の小雨模様。

    でも、「雨なら雨で楽しみ方があるわ」と、心強い彼女。喜寿を超し

    ても早足で、背筋のばして闊歩。かつて大石内蔵助が通い詰めた

    四条通り・一力茶屋の前で、舞子さんに出会いました。

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    お座敷に向かう姿に雨コートを羽織り、真っ赤な蛇の目傘をさした
    
後ろ姿は絵になりました。カメラで撮ってもいいかと、舞子さんに話
    しかけている観光客も。

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    祇園のシンボル八坂神社から東大路通りを少し南下すると、石畳
    
を敷き詰めた細い路地「石塀小路」に差し掛かりました。
    
緩やかな坂道になっており、その両側に町屋が連なっております。
    
町屋の石垣が石塀に見えることから「石塀小路」と、呼ばれるよう
    
になったとか。

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    さすが京都!京都の風情が凝縮されたような小路です。町屋入口
    
にかかっている簾や暖簾、石畳のしつらえも憎い!です。

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    「石塀小路」を上りきると、「ねねの道」と呼ばれる広い石畳みの通
     りに。東山区有数の観光スポットで、外国人観光客もいっぱい!
    
豊臣秀吉の正室寧々が晩年を送り、終焉の地とされることから「ね
    
ねの道」と名付けられたそうです。

    舞子さんの衣装を着た青い目の女性にも出会いました。アゼルバイ
    
ジャンから訪れたそうです。カメラも撮らせてくれました。

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   「ねねの道」から少し坂道を上った処にある友人お奨めの食事処「無
   
碍山房」で、昼食「時雨膳」を頂きました。

   京都を代表する老舗懐石「菊乃井」の離れで、昨年、オープン。山房を
   
イメージした数寄屋造りの建物で、気軽に和食を楽しめるようにと、
   
昼食と甘味喫茶のみの食事処です。

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   枝垂れ桜はもう終わりかけていましたが、手入れの行き届いた庭を眺
   
めながら頂いた時雨弁当は月替りで、長芋羹にうすい豆のジュレ掛け
   
の先付など八品に、竹の子ご飯と香の物。友人の計らいでおつくり付
   
きを。揚げ海老真丈の煮物椀が特に美味しかった!
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   食事の後は祇園・花見小路と花街の路地を散策。小雨が降ったり止ん
   
だり。縁切り神社として知られる「安井金毘羅宮」で、悪縁を断ちたい、
   
別れたい、不倫相手が奥さんと別れて欲しい…などなどと書かれた絵
   
馬、形代の夥しい量に言葉を失いました。
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   縁切り、縁結び碑(いし)と呼ばれる巨石の回りも、願い事を書いた形代
   
で埋まり、石碑が見えないくらい。

   願いを書いた形代を手に、碑の下部に空いている穴をくぐり、もう一度
   
くぐって戻って来ると願いがかなうとか。傘寿に近い私たちに知らない
   
世界がありました。

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   そんな神社の一隅でも、レンタル着物の振袖姿でスマホで写真を撮り合
   
っている若い女性たちがいてびっくり!

   今週は上水ウォークはお休みしましたが、二輪草や筆竜胆も開花中です。

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by love-letter-to | 2018-04-09 03:15 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.139 飛花落花

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        飛花落花踏み迷いつつ家路へと

    4月最初の日曜日、エプリルフールサンデーを迎えました。ここ
    
一週間は初夏並みの陽気が続きましたが、桜は持ちこたえてく
    れま
した。昨日、友人とランチしたカフェでは、「今年の桜はきれ
    いだ
った。名所に行かなくても、行く先々で楽しめた」と、常連客
    たち
が話しておりました。

    帰途、立ち寄った小平市中央公園総合グランド沿いの歩道は、落

    花でピンクに染まって…。

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    国分寺駅南口近くにある都立殿ヶ谷戸庭園では、ヒトリシズカが
    
開花していました。20センチ前後の花茎の先端に光沢のある4枚
    
の葉を広げ、その真ん中から楚々とした白い花穂を。

    ブラシのような花穂は3㌢前後で、白拍子(歌舞を演じた遊女)

    あった義経の愛妾・静御前の姿に見立てられ、「一人静」の名称に。

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    ヒトリシズカの近くにはイチリンソウ(一輪草)も咲いていました。
    
ボランティアガイドさんの話では「1~2週間は早く開花しており、
    
皆さんラッキーですね」と、ガイドツアーの参加者に解説を。
    
菊の葉に似た切れ込みの深い葉をつけ、一茎に一輪だけ白い花
    
をつける一輪草。同じキンポウゲ科の二輪草より一回り大きな花
    
をつけ、葉の形もかなり違います。
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    一輪草の花はをバックから撮ると、淡いピンクがかって愛らしい。
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    イチリンソウを撮っていると、中高年のグループから「エンレイソ
    
ウも咲いていますよ」と教えてくれました。手のひらよりも大きな
    
葉を三枚広げた中心部に、ちょこんとくっついているのがエンレ
    ソウの花でした。

    大きな葉ばかり目について、花を見逃すところでした。上高地の
    
明神池付近の湿地帯で見たことがありますが、近隣で目にする
    
のは初めてです。ユリ科の多年草で、濃い紫色の花の径は1㌢に
    
も満たないので、ゴミがくっついているように見えて…。

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    エンレイソウには深山エンレイソウと白花エンレイソウがあり、こ
    
れらの仲間は毒草ですが、 使い方しだいでは薬にもなり、食べ
    
物を吐き出させる効果があるそうです。

    昔は食べ過ぎや食あたりになった人に、根を煎じて飲ませたらし
    
く、命拾いするから「延齢草」の名前がつけられたとの説があり
    
ます。

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    上は練馬区立武蔵関公園のひょうたん池で。桜を愛でる人を桜
     
人と称することもあるそうですが、ボートを漕いでいた男性の
    
桜人は「桜は一人で心静かに見るのが最高」とか。

       桜を追って、野の花も開花ラッシュを迎えました。

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by love-letter-to | 2018-04-01 22:37 | 折々通信 | Comments(0)