忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.147 五月尽

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       つれづれに花との出会ひ五月尽

    五月も最後の日曜日に。森・加計問題と疑惑、米朝初の首脳会談
    の行方、日大アメフト悪質タックルを巡る問題など、国
内外で様々
    なトラブルやアクションが続きましたが、地球環
境にも異変が感じ
    られる五月でした。

    週1~2回程度ですが、玉川上水路の草木の花を見て歩くと、春と
    夏の花が同時期に開花したり、秋口に咲く花も開花し
ていることも。
    ど素人の勘ですが、日本は春と秋が短く夏と
冬の長~い国に。

    上は桜橋上流で出会ったノアザミ(野薊)の群生です。交通量の多
    い五日
市街道沿いで、こんな牧歌的な光景が見られるのが玉川上

    水堤の魅力でしょう。毎年、梅雨入り前後に開花。秋口には花茎の上
    部で枝分かれして、その頂部に花をつけるノハラ
アザミ(野原薊)
    群生も。

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    アザミの周辺には、梅雨どきに咲くヤブジラミの花が真っ盛り。花
    径2~3㍉の白い小花を散房状につけますが、肉眼
では花とも思え
    ない貧相な花もマクロレンズで撮ってみる
と…繊細なブルージュレ
    ースのよう!
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    薮虱と書いてヤブジラミ。セリ科の多年草で、その果実が丸々太
    った虱にそっくりなことから、その名称に。刺状の毛
の先端は鉤状
    に曲がっており、くっついて離れない。ズボ
ンの膝下にくっつけた
    まま帰宅することも。疎まれる雑草の
類ですが…花は楚々として。
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    もうオカトラノオ(丘虎の尾)も開花し始めました。花房が短く太目
    の種類と、ほっそりとして長い花穂を弓なりにつける優美な
種も、
    今月末が開花ピークではないかしら。上は花穂が短く
太目で、ユー
    モラスなオカトラノオ。

    トラノオの名の付く植物は多いけれど、トラノオ科が有る訳ではなく、
    サクラソウ科のオカトラノオ、ヌマトラノオ。ゴマノ
ハグサ科のヤマト
    ラノオやルリトラノオ。タデ科のイブキトラ
ノオ。シソ科のミズトラノオ、
    ハナトラノオの他、観葉植物の
竜舌蘭科のトラノオ、海草のウミトラノ
    オなど種々様々なトラ
ノオがあり、上水沿いにはハナトラノオも。

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    No145(5月13日掲載)で、名前の分からなかった花に再び出会い、
    名前もヒメヒオウギ(姫檜扇)だと分かりました。

    最初に出会ったのは白い花びらに朱色の斑紋がついていましたが、
    本来は朱色の花びらに濃い朱色の斑紋が。

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    ヒメヒオウギはアヤメ科フリージア属の半耐寒性の球根植物で、南
    アフリカ原産。大正期に渡来、観賞用に栽培されてきま
したが、こぼ
    れダネでも殖えるほど丈夫だそう。茎葉は細く、
草姿が小さいわりに
    花径は2.5cmくらい。比較的大きな花が
咲きます。成長も早く、秋にタ
    ネをまくと翌春には開花すると
か。6枚の花びらの3枚にだけ斑紋が
    入っているのも不思議!
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by love-letter-to | 2018-05-27 23:22 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.146 梅雨時の花も早々と

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       すいかずら金銀揃って甘き香を 

    一週間ぶりに夏日から解放された5月第三日曜日。上水堤で
    
はもう梅雨入り前後に開花するドクダミやスイカズラ、ビヨ
    ヤナギ、シモツケ、アジサイも咲いてグリーンベルトを歩
く最
    高のシーズンではないかしら?すいかずら金銀揃って甘き香を

    甘い香りに辺りを見回すと、長い嘴を開いたような姿の花が
    
決まって2輪ずつ並んで開花しています。蔓性の常緑低木ス
    
イカズラで、フェンスや周囲の草木に絡まって繁茂しています。
    昔の子どもたちは花の奥の方にある蜜を吸って遊んだこ
とか
    ら「吸葛」と。

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  歩道に這い出しているスイカズラも。一日花で開花した時は
  
純白ですが、受粉を終えると黄色に変色していきます。白を
  
銀、黄色を金に見立てて金銀花とも。英名はハニーサックル
    
だそうです。
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    山吹色の5弁の花の中央部に長い雄しべを多数直立させてい
    
るのはビヨウヤナギ。花径5~6㌢ほどの花のその美しさと、
    が柳に似ていることから美容柳の和名がついたとされてい

    すが、未央柳と書くことも。

    原産地中国では「金糸桃」と称するそうです。白楽天の『長恨歌』
    に玄宗皇帝が楊貴妃を追慕するくだりに、『未央の柳』
が登場し、
    長安の都の未央宮にあったとも。同じ山吹色のキ
ンシバイ(金糸梅)
    も同じ仲間です。

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    喜平橋上流で繁茂していたのはマメグンバイナズナでしょう
    
か?春先に開花するナズナ()の仲間で、ナズナは三味線の
    
撥のような莢果をつけるのに対して、マメグンバイナズは軍
    
配型の莢果を。スジ蝶が小さな花から花へ命をたぎらせて。

    歌手の西条秀樹さんや女優の星由利子さんら、別世界の方と
    
は言え、若過ぎる死が続いた後だけに、限りある命、残された
    人生についてナーバスになってしまいます。

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    目下、上水沿いで最も勢いがあるのはドクダミ。独特の臭気
    
が強く、繁殖力が旺盛過ぎて嫌われる植物でもありますが、
    
濃いグリーンの葉と紫がかった茎にシンプルな白い花には清
    
潔感があります。

    4弁の花びらに見えるのは総苞片で、その真ん中の黄色い部
    
分が花の集まりだそうです。小さなひとつひとつの花に花弁
    
はありません。下部から開花していくそうです。

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    日陰や湿り気の多い地を好むので、街中でも塀や家屋の端っ
    
こで繁殖。抜いても抜いても生えて来ると言う苦情もありま
    
すが、乾燥させたものは生薬として、消炎や利尿剤として用
    
いられ、葉はおできや腫れものに貼布するのに使われるなど、
    
様々な薬効があるので十薬の別名も。ドクダミ茶は健康や美
    
容効果があるとか。ドクダミが咲き始めると梅雨入りがそろ
    
そろかと。上は小川水衛所跡の親水エリア付近で。
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by love-letter-to | 2018-05-20 23:55 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.145 母の日に

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       心にも花を咲かせむ母の日に

    五月第二日曜の今日は母の日。午後からまた雨になりました。
    
連休明けから肌寒い日が続いたせいか、気分も落ち込みがちで
    
したが、晴れ間を見つけて西武国分寺線恋ヶ窪駅近くの個人宅
    
で、公開している「My GardenRose Cafe」を訪ねてみました。
    
昨年よりも開花が早く、見事なバラが見頃を迎えていました。
    
広大なバラ園と違って、レースフラワーやデージー、勿忘草など
    
の草花とバラのハーモニーが心地よく、オーナーの心遣いが伝
    
わって、心にも花が咲いてきたよう!

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   ことにアプリコット色のバラに魅せられました。色と花びらの質感
    
もレトロ調で、品位が感じられます。こんなカラーのスカーフかブ
   
ラウスが欲しい…と。品種名を見落としたので、機会を見つけて再
   
訪したいと思っています。
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    同ガーデンの今夏の公開は、6月16日まで1017(5月27日、6
    
月3、10日と雨天は休み)Rose Caféではテラスやウッドデッキで、
    
コーヒー、紅茶が300(各アイスは350)、シフォンケーキ400円、
    カフェラテ400円、ジュース450円。国分寺市東戸倉1-2-21
    
(恋ヶ窪駅から徒歩2~3分)電話042-301-0557
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   玉川上水にも立ち寄ってみると、もう夏木立の雰囲気でした。鎌倉
   
橋上流右岸の堤で、見慣れぬ花に出会いました。水仙のような茎葉
   
に白い花びらが6枚、下側の3枚には朱赤の斑紋がクッキリ。草丈は
   
30㌢前後、名前が分からないので、ネット図鑑で検索中です。
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   喜平橋下流では久しぶりにアマドコロにも出会いました。周囲の笹薮
   
に埋もれるようにして、翡翠色の釣鐘型の花を提げていました。
   
ナルコユリ属の多年草でナルコユリに似ていますが、角ばった茎に
   
2個づつ花を付けているのがアマドコロ。ナルコユリは3~4個づつつ
   
けていることが多いそうです。

   甘野老と書いてアマドコロ。地下茎が野老(ヤマイモの一種)に似てお
   
り、甘いので甘野老。若い芽は食用になるとか。上水堤は武蔵野の生
   
態系がまだ保たれているようです。

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   上は母の日の今日、息子夫婦から誘われ、八坂駅近くの懐石・懐石処
   
「草門去来荘」で食べた昼御膳です。野火止用水沿いの竹林に囲まれ
   
た建物は、外観も室内も豪壮な古民家を移築した雰囲気で、ちょっと
   遠出をした気分でした。
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by love-letter-to | 2018-05-13 21:49 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.144 風薫る候に

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       薫風や小さな旅も新鮮に

   風薫る5月!最初の日曜日、大型連休最終日に。連休後半は急激な
   
天候変化が伝えられましたが、東京近郊は幸い行楽日和が続きまし
   
た。街路樹も路傍の草も公園も爽やかな緑が滴るばかりのシーズン。

   大型連休とて普段と変わらない日々でしたが、近隣の公園やオープ
   
ンガーデンに足を向けてみました。 西国分寺駅近くの武蔵国分寺公
   
園では、真鯉と緋鯉たちが風を孕み、時には身を翻して高々と。愛児
   
を胸に抱いた若いパパたちの姿も多く、私たち世代との違いを。その
   
姿も眩しく新鮮に。

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   先月完成した国分寺駅北口の高層ツインタワーマンションが、間近に
   
見えました。西街区棟「ココブンジウエスト」は36階建て、高さ135㍍、
   
東街区棟「ココブンジイースト」は35階建て、高さ125㍍。 駅に直結
   て商業施設も充実しており、高齢者層にも人気だとか。
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   同公園の噴水池近くでユリノキの花が満開でした。30㍍近い高木にユ
   
リと言うよりチューリップに似た大型の花を、無数に付けていました。
   
モクレン科の落葉高木で、花径10㌢あまり、淡い黄緑色の花の下部にオ
   
レンジ色の斑紋があり、英名はチューリップツリーだそうです。
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   幅広の葉が半纏(はんてん)に似ているので、和名はハンテンボク。時
   
折り強く吹く風にユサユサ揺れて、壮観でした。
   
大形の花はたくさんの蜜を出し、養蜂家の人たちに「黄金の木」と呼ば
   
れ、ユリノキの蜜は「黄金蜂蜜」などの名称で商品化もされているそう。
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   都立薬用植物園では「あへん法」により栽培の禁止されているケシ(
   
ムニフェルム種)が公開されていました。普段は二重の鉄柵に隔てられ
   
ていますが、内側のフェンス越しに撮影できました。
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   薄紙で作られたような一重のケシが一般的ですが、カーネーションに似
   
た八重の品種も。
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   檻の中で栽培されてなかったら、麻薬成分(モルヒネ、コデイン)が含まれ
   
ているとは思えない可憐な花の径が小型のアツミケシ。麻酔や癌の痛み
   
を押さえるために医療には欠かせない存在です。
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   玉川上水沿いではエゴノキの花がもう開花最盛期を過ぎつつあり、足元
   
は落花で埋まり、初夏というより仲夏の装いでした。上はやっと見つけた
   
エゴノキの豆ランプ。例年なら梅雨入り前に咲くウツギ仲間も、今が盛り。

   でも、明日から天候が悪化し、気温もクールダウンするとか。昨今は人も
   自然界も急ぎ過ぎですよね。

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by love-letter-to | 2018-05-06 11:24 | 折々通信 | Comments(0)